マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

マリーの部屋 ー 王子の子育て② かしらになれ!

みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら?


なんだかマーケットがあれているわね・・・
まあ、米国その他、我が国以外の先進国の金融緩和が終わりをむかえておりますし・・・パーティの終わりの時間が近づいてきているという感じでしょうか。


あとはウクライナ情勢とかも不安ですわね。渦中の国々と、他の国の首脳たちが会話ができているので綱渡りできていますが、でも綱渡りであることにはかわりません。


わたくし、ウクライナがどんどんきなくさくなってきたので、同時に「有事の円買い」が起こるかと思っておりましたの。
おこらないですわね・・・。


円は逃避通貨ではなくなってしまったのかしら。


そんななんだか不安感のぬぐえない中、あほみたいに毎日遊び回っている王子たちをみるのが、心の清涼剤となっております。


わたくし、本当に幼児教育とか、知育玩具を与えるとかしなかったのですが、いくつか考えて、あえてやっていたことがございます。


それはわたくしの経験に基づいていて。


大学でとても優秀だった学友の中には、社会に出てからまったく目が出ないかたもいらっしゃって。鬱になってしまって、お仕事をやめられた方もいらっしゃいました。


またわたくし自身も、中堅になってからお仕事の悩みが増えて。


どちらも「部下」ができてから、になります。
イチ社員だったときに優秀だった人が、チームをまとめてパフォーマンスを上げられるとは限らないんだなあと、いろいろな人をみて思いました。


外資系とか一部の会社では、一生「スペシャリスト」として生きていくポジションもあるように聞いています。
でも伝統的な我が国の組織では、年齢を重ねると組織で上に行き、そうすると部下が増えていくということになります。
いやおうなく、リーダーシップを求められてしまうのです。


部下をどうまとめるか、リーダーシップとは、ということ、わたくしたちは学校では学びませんよね。


またリーダーシップで失敗すると、社会ではとても痛手をこうむります。
出世の道が一切絶たれてしまったり・・・
おそろしいことですわ。


それですので、わたくし、王子たちが幼少のみぎりから
「カシラになれ」
といい続けておりましたの。


小さいことでよろしいんです。
クラス代表、学年代表、部活の部長、サークルの幹事、運動会や文化祭の役員・・・・


「カシラ」をやれる機会があったらやりなさい、と。


実際、そうすることによりいろんなことを学んでいました。
たとえば、


みんなが嫌がることがあったら、自分がやるしかない。


他の人にみられていることを意識する。


ひとを動かすために、どんな動機付けをすればいいか常に考える


等々。


そしてここでいいのは、学生時代にリーダーシップで失敗しても、社会に出てからの何らペナルティにはならない、
ということでございます。


学校ではお勉強とかお友達付き合いとかいろいろ学びます。
でも、学校でリーダーシップは決して教えてくれません。


ですから、失敗すると大きな痛手となるリーダーシップは、早いうちに経験させるに越したことはありません。


わたくしはそう思うんです。


あとね、驚いたのは、王子たちの学校は共学なんだけど、文化祭のリーダーとか学年代表とか、比較的目立って選挙とかあるリーダーは、


女の子ばっかり


なのでございます。


なんとなくリーダーって男の子がなるようなイメージが、古い世代にはあるのですが、
今はリーダーになっているのは女の子ばかり。


日本はいまだ、先進国で一番男性優位といわれる国ですが、
あと10年くらいたつと、
がらっと
かわるのかもしれませんわね。


わたくし、そんな世の中がくるのをとても楽しみにしていますの。


若者よ、カシラになれ!


ごきげんよう。

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