マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

マリーの部屋 - げ、現金だけ!?

みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら?


政府が、「デジタル庁」を作ったのはいつだったかしら・・・2021年9月でした。
いろんなことをデジタル化し、世界に遅れないように、というお仕事をするお役所なはず。


ところで、わたくし、多少資産運用をやっておりまして、その一部が不動産投資。
先日、売ってもいいかなあと思って不動産やさんにお願いしていた物件が、いいお値段で売れまして。
不動産の売買は、有価証券の売買みたいにクリック一つで簡単にっ、てわけにはいかず、ちゃんと登記を変えたりとかいろんな書類仕事がありますの。
その辺は、仲良しの不動産やさんですから、ぜんぶお任せで、若い方がいらっしゃって
「マリー様は、こことここに印鑑をおして、こちらにお名前書いてください」
とか全部指示してくださるのでとっても助かるわ。


でもね、ひとつだけ自分でやらなきゃいけないことがございまして。
それが、印鑑証明書を取りにいくことでした。


最近、酷暑じゃないですか。
区役所の出張所はすぐそこ、徒歩10分かからないところにございますが、暑くて死にそうなので、出張所の営業開始時間、8:30に参りました。
14時とかにいくより、マシに違いない、とおもいまして。。


しかし、すでに気温は30度超え。
到着したときには、汗が流れておりましたわ。


窓口で要件をつたえると、
ささっと、再生紙っぽい手続きの紙を渡され、それに記入(紙とペン・・・)


数分待っただけで印鑑証明書が出てまいりました。
「ありがとうございます」
「それでは300円になります」


わたくしこの手続き代金のことをすっかりわすれておりまして・・・
手元には印鑑登録証と、スマホ、クレカしかございません。


「電子マネーでいいですか?」
「現金のみになります」
「クレジットカードならどうでしょう?」
「ごめんなさい、現金だけなんです」
窓口の方も申し訳なさそうにおっしゃるし、現金のみ、って決めたのはこの方ではないに違いないし、わたくし、かなりいらっときていたのですが、「わかりました」、と言って、証明書を受け取れずに帰宅しましたの。


ものすごい徒労感・・・急におかながすいて、帰りみちDOTORでサンドイッチをdポイントで購入しました・・・


いまどき現金のみ、ってひさしぶりに聞いたわ。
2年位前までは、タクシーでたま~に現金しばりはございましたが、オリンピック前後にいろんなポイントやカードや電子マネーが使えるようになりまして。
今どき、現金しか使えないのって、お役所とお祭りの屋台くらいじゃないかしら。



デジタル庁って何をやっているか存じあげませんが、まずはお役所で電子マネーくらい使えるようにしていただきたいわ。


ちなみにイギリスでは屋台や路上マーケットもぜんぶ、クレカやバーコード支払いができますのよ。
わたくし去年の10月、コロナのデルタ株蔓延真っただ中にロンドンに行きまして、いかに日本が「デジタル」という意味で、遅れているか実感しましたの。
その体験記はこちら。



ついでに帰国時にいかにたくさん書類仕事があったかという絶望感に満ちた体験はこちら。逆に英国に入国するときには、何の紙一枚も必要なかったのです。


(結局、その日は落ち込んで帰宅して、サンドイッチをたべてシャワーをあびて、自腹タクシーで出勤して、ミーティングして、16時すぎに会社をでて、電車に乗り、17時ぎりぎりに出張所にふたたび訪問し、ぶじ100円玉3枚をお渡しして、印鑑証明書をいただきました。)


夜は、私のお誕生日ごはんシリーズ第5弾!
できれば四半期に一度いきたい、恵比寿のお寿司「ニシツグ」。ごちそう様でした♪

(マグロのづけ。なんとこのお店ではマスタードをちょっと載せていただくの。わさびとは違うおいしさよ。)


このデジタル、って面では、日本はとっても他国に遅れているように、一人の生活者目線では思います。


逆にSUICAとかPASMOみたいな、「電子おさいふ」みたいなのは海外ではあまり見なかったのですが、これは「自分であらかじめチャージした金額しか使えない」という、真面目で倹約家の日本人にはぴったりのしくみよね。


日本にも、いいものたくさんあるのに。ね。


ごきげんよう。

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