マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

マリーの部屋 ー 日本の未来は明るい!かも!

みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら。


わたくし、週末に普段は合わないようなとても興味深い方とお会いしたの。
その方はね、もともと研究者で大学で教えていたんだけど、理研の未来戦略室で働いたことをきっかけに、研究者と社会をつなぎたい、研究者を盛り上げ、研究者が安心して研究できるようにお金を流すしくみ等をつくるために、株式会社エッセンスをたちあげたの。
https://esse-sense.com/company
日本中の研究者のデータベースの作成を中心に、日々いろんな取り組みをしているのよ。


「日本には優秀な研究者がたくさんいる。しかしそれがうまく社会とつながっていない」そう社長の西村さんはおっしゃっていたわ。


そうかもね。私、研究者なんて身内にいないし、彼らが何をやっているかなんて、ほんと1ミリも知らないわ。


「本当におもしろい研究がたくさんあるんですよ」西村さんは言ってた。そしていくつか研究所から発生したスタートアップ企業を紹介してくれたわ。


https://towing.co.jp/
たとえば「土」を作っている会社。土って、表面はもちろんみえるけど、地球のもっと奥で土がどうなってるかわからないでしょ。宇宙よりも海よりも、未知なことが多いんですって。その最前線の技術をつかって高機能な土をつくり、そしてその中にCO2を固定したりなんてやってるみたい。


https://ja.efpolymer.com/
作物のごみから超吸水性ポリマーをつくる会社。これにより干ばつとかでも作物が育つらしいわよ。しかも作物由来だからエコシステムができあがる。


https://corp.innoqua.jp/
サンゴ礁の生態系をそのまま再現する技術をもっている会社。小さい海をそのまま出現させることができるので、有毒物質を流すとどうなるかとか実験できるわ。福島の処理水とかやってみるといいわよね。


素晴らしくない!?
弱りゆく日本、っておもっていたけど、ここに「日本逆転の種」があるんじゃないかと思ったわ。


でもこういう研究にあまりお金がまわらないんですって。


「研究者はお金の話が嫌いなんですよ。それにだれかに媚びることはしない。自分から金融機関やファンドにアプローチすることはまずない」


「ファンドなんて、だましにくるんだろう?と思っているからメールがきても返信しないだろう」


なんてもったいない!
というのが、私の感想。
ここに日本発展の種がある→うまくいけばすごく儲かる
ということで、金融機関はお金だしたいはずよ。


先日とある都銀の役員とご飯にいったときの話を思い出したわ。
「ここ数十年ではじめて円に「金利」がつきはじめた。これはよのなかを大きく変えていて、我々にとってははじめて預金で「利ザヤ」がでることになる。その金額は数千億円。どんどん投資に回したい。」


もちろん一つ一つの会社をだれかがそれぞれ金融機関に紹介するということもできるでしょう。
でもそれだといくら人手があっても足りないわ。


研究者と金融のマッチング・・・それは、研究者が安心し警戒しないしくみじゃないといけないし、金融機関はこまかい研究内容なんてわからないんだからわかるような通訳者が必要。


なんか私お手伝いできないかしらね。
そう心から思ったわ。


最近のおいしいもの。
白金高輪の隠れ家和食「かんてら」。
そこでいただいた、セリと豚肉のサラダ。さっぱりとしたセリと、丁寧にあぶられた三枚肉がものすごく合うの。ぺろっと食べちゃったわ。
霞が関業界の方から紹介してもらったお店よ。


それではみなさまごきげんよう。

×

非ログインユーザーとして返信する