マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

マリーの部屋 ー 生涯無子って・・・・

みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら。


先日日経新聞にこんな記事がありました。

1970年生まれの日本人女性のうち、27%が子供がいないという記事。
それを少子化政策にからめて記事にしています。


しかし、考えても見て。
1970年生まれ、わたしよりちょっとお姉さんたちですが、彼女たちの年齢は今52歳。
この人たちのデータをみて「少子化対策」を論じるのは、ちょっと的外れかなあと思います。


だって、1970年生まれの52歳が、今後いくらお金をもらおうが、子供を産むことはないもの。


この記事で言っているのは単に
「1970年前後にうまれた団塊ジュニア世代が、妊娠可能なときに十分な出産子育て支援ができなかったために、日本の人口は減少していくことが決定づけられた」
ということにすぎません。


そして、この記事は、結論じみたことは何もいっていませんが、記事のなかに
「今すぐ、人口減少ペースを少しでも緩やかにするために何をすればいいか」
が明示されています。


それは、子供を持たなかった理由のところ。
①結婚困難型 ②無子志向 ③出産延期型 ④不妊・健康理由型
この4つにわけて分析したところ、
①結婚困難型
が一番多かったと書かれています。


つまり、なにか人口減少をすこしでも緩やかにするためにやれることは、
結婚しなくても子供を持ちやすい
環境を作るということです。


「家庭単位の援助」ではなく、妊娠可能時期の女性が「シングルで産んでも育てやすい」、結婚制度を前提としない援助の枠が必要だ、そういうことだと思います。


夫婦別姓すら認めないこの国、なんだか変な宗教に染まっているようにも見えますが、
夫婦別姓はもちろん、結婚すらしなくても、正々堂々と子供をもち、育てる、そういうことができる環境にするしかない、とわたくしは思います。


日本はまだ「ジェンダーペイギャップ」つまり、男女の賃金格差が非常に大きい社会です。ここを変えるのが本来大切なのですが、そんな時間をかけているうちにどんどん人口が減ってしまうので、


夫婦単位、家族単位の補助や援助をなくし、
子供にかかる最低限のお金を、まるっとぜんぶ国が援助する
ということが、今すぐ必要なのではないでしょうか。


異次元の少子化対策、異次元というのなら、これくらいできるでしょ・・。


あとこれはぜひこういう話をするときに言いたいのですが、
子供がいる生活は楽しい。
これは生き物としての、人間の本能に訴えかけてくる、楽しさです。
一緒に笑って、泣いて、喜んで、ごはんをたべて・・・そういうドラマや映画もたくさんありますよね。
子供をもてる、というのは、お金がかかるとか大変、という以上に
幸せなこと
だと思うのです。
大変、ってことばかりクローズアップされますけどね・・・。


さて、わたくしの王子たちはもうだいぶ大きくなり、ふたりとも成人(18歳)をしてますので、親としてできることはもうほとんどありません。
さみしいですが、気合を入れて、子供がいなくても楽めるいろんなことを、ここ数年で見つけていこうと思います。


わたしがなにより大切にしたいのは、仲良しのお友達とのおいしいお食事。

(わたしの大好きな渋谷のレストラン konel のこの日のメイン、シャモのロースト。皮はパリパリ、中はジューシー、キノコとトリュフのソースがぴったりだったわ。


子供がいてもいなくても、人生たのしみましょうね。


それではごきげんよう。

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