マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

スナックまりー 箱根 女性おひとり様の聖地発見

いらっしゃーい。
こんばんは。


そう、私、もうほろ酔いよ。だって昼間のロマンスカーから飲み始めてるんだもの。
あたしね、突然思い立って、昨日の午後から箱根に行っていたの。


昨日の朝、お天気がいいなあ、どっか行きたいなあ・・・って旅行サイトを検索したらまだまだ空いているところがあったの。金曜だったからね。さらに、長男次男は屋久島に遊びにいっちゃってて、あたしだけ暇だったのよ。


午後は夕方にウェブミーティングがあるだけだったから、思い切ってその場で予約しちゃったわ。


私が言ったのは「箱根本箱」というホテル。
雑誌「自由人」がプロデュースしているの。

こんな感じで、本屋さんの中に泊まるような、ひっそりとした知的な空間なのよ。それでいて、全室露天風呂つき。もちろんお湯は温泉よ。


そしてお料理は「アンティカ・オステリア・デル・ポンテ」で修業されたシェフがつくる、本格的なイタリアン。


場所は中強羅。箱根湯本駅から、箱根登山鉄道で強羅までいって、さらにケーブルカーで上ったところにあります。


ここではね、いままで出会ってこなかったいろいろな本との「出会い」があるの。
自分が普段は手にとらないような本が、ふと目についたりして。
滞在中に何冊か読んだけど、読み切れなかった本は買いました。
そう、すべての本が、売り物なの。


さらに、有名作家の愛読書をあつめた棚がいろんなところにあって、それがとてもおもしろかったわ。
作家がよむ本。
シェフが自腹でいくレストラン、みたいな感じ。
そういう棚は、撮影禁止なの。


夕方はこんな感じの、谷崎潤一郎さんプロデュースの書斎でウェブミーティングしたわ。


夕食は、素材を大切にしたイタリアンでとてもおいしかった。
とくに私が気に入ったのは、「名残り」と名前をつけられた、山菜(タラの芽、コゴミ、うるい)のニョッキのお皿。
春の終わりで、山菜の入荷も減るとかで「名残り」って名前なの。
この山菜の下にニョッキがあるんだけど、それが「ダシ」がきいていてとてもおいしかった。たんなる小麦粉ではなかったわ。さすが。

そしてメインの豚。萬玄豚っていう、ブランド豚に丁寧に火が入れられていて、脂身はカリッと仕上がっていたわ。
さすがよ。


そしてね、、ここからが本題なんだけど(前置き?長い)このお宿、見たことがないくらい女性の一人宿泊が多いの。


「箱根本箱」は18室の小さなホテルで、GW初日の29日からは満室なんだけど、4月28日(金)は平日だから、私が予約した時点で半分くらい空室があった。


あたしがディナー&朝食で確認した限り、私をふくめて5人、女性のおひとりさま宿泊。加えて、3組のカップル。


レストランは、個室の他は、オープンキッチンのカウンター席しかなくて、一人でもお食事しやすい雰囲気。(オーギャマン・トキオみたいなオープンキッチン)


さらに同じような「女性一人旅」が多いんだもの、そりゃあ居心地がよかったわ。


おいしいお食事をいただいたあとは、いくつか気に入った本を連れて部屋に帰り、温泉に入ったり、本を読んだり、晩酌したり・・・・
このホテルにはテレビがないの。
だから、くだらないバラエティで、うっかり時間を浪費することもなくてよかったわ。


じつはね、今回「箱根本箱」を知っていたのは、2020年夏に「松本本箱」に行った経験があるからなの。
ここは、箱根本箱よりもずっと大きい。
それゆえ、本の数も数倍よ。
ところどころに隠し書斎もあって、子供が遊ぶボールプールもあって。もちろん絵本コーナーも。


もし、ご家族でいくなら「松本本箱」のほうがおすすめ。小さい子のための本もあるし、レストランもテーブル中心。
「箱根本箱」は基本的に小さい子はお断りですし。


箱根本箱は、ほんとうに女性一人旅にぴったり。
ホテルの従業員も、女性一人の宿泊にとても慣れているので、居心地がいいのよ。


静謐な山奥で、本と温泉とお食事と、なにより日常から離れた時間を満喫できる、そんな素敵な空間だったわ。


また行くかも、あたし。


箱根って近いのよ。
東京から新幹線で小田原までいくと、2時間かからずに中強羅までいけちゃうわ。
だから今日も帰ってきて、お店を開けられたのよ。


あなたの予約もはいっていたしね。

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