マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

マリーの部屋 ー お金のこと㉘ 消費と投資

みなさまごきげんよう。
お元気でおすごしかしら。


わたくしはこの記事投稿を「予約」しておいて、今日はゴルフコンペ!3年ぶりに盛大なやつ。14組よ!56人でラウンド。いまごろビール飲んでるわ♪


そして、明日はもちろん投票しにいきます。
投票権は先人が命がけで得てくれた、国民最大の権利。
みなさまも絶対にいかれてね。


みなさまとお話していると、いろいろお金のことをごっちゃにしているなと思うことがあり、先日このようなお話をしたばかり。


そのごっちゃにしていることで最近気になるのは、「消費」と「投資」を混乱してとらえている方が、ものすごく多い、という事実。


たとえばね、
「1万円のお洋服買うのにむっちゃ迷うのに、オルカン(オールカントリー(グローバル)株式投信)30万円買うのは即決なのはどうしてだろう」というTweet。


とか、逆に
デイオールの40万円のバッグ買う一方で、投信は怖くて買えない
というお友達。


どちらも「買う」という単語を使うから、同じにとらえられているのかもしれませんが、
「投資」と「消費」は明確に違います。


消費=必要にせまられたり、今の幸せのために、お金を使って消すこと
投資=将来のために、お金の置き場所を預金から他のものに移すこと


消費したら、そりゃあ当然お金は無くなる、平たくいうと、預金通帳の残高が減っておしまい、です。
投資は、お金の置き場所を、将来のことを考えて変えるという行為です。預金通帳の残高が減って、(主には)証券会社の口座の残高が増えます。


最初の例のように、お洋服を買って1万円を消すのに悩むけど、30万円の置き場所を変えるのは即断
というのは全く普通の感覚なのです。投資は、お金が消えるわけではないですから。


もちろん、投資をすると株式市場や債券市場その他、投資した市場の動きにより残高が「計算上」上下しますから、気をもむかもしれません。
それでも、長期でグローバル分散投資した場合には、過去数十年くらいみると7%くらいの運用成果(年)になります。


でもね、とくに投資したばかりは、足元の市場の動きをもろにうけますので、なかなか残高が増えない、それどころかちょっと評価損という体験を「必ず」します。
投資したばかりですもの、心配になりますわよね。


そんなときはパソコンを閉じて、口座は1年後に見ることにして、おいしいものでもたべにいきましょう。


この投資し始めの、不安な気持ちがいろんな形で世の中に伝わっていて、それで
「投資はこわい」
っていう不安感だけが、伝播しているのではないかな、とわたしは思います。


無駄遣いのほうが、投資よりずっと怖いですわ。
だって、お金、消えるんですもの。


1万円のものを買ったら、1万円は消える。
1万円を投資したら、9800円とかに一時的になるかもしれないけど、長期的には15000円とか20000円になる。


投資をおすすめしているわたくしですが、どうしても言いたいことがふたつ


①レバレッジ投信と仕組債だけは買わないで!(ギャンブルとして買うならわかりますが、長期投資には向きません。絶対。)


②今の幸せをギブアップしてまで、投資するのはどうかな、と思います。
将来に備えるのも大切だけど、今の幸せにお金を使うのも大切なこと。人生楽しんで!(無駄遣いはやめましょう。それは投資へ。)


というわけで、今の幸せのためにせっせとお金を使っているわたくし。


(真ん中のシールに書かれているとおり、「牡蠣なしでは生きられない」。牡蠣とキンキンに冷えた白ワインが飲みたくなったら私はいつもここ、六本木のオストレア)


みなさまも、今日の幸せを犠牲にすることなく、将来に備えてくださいね。


それではごきげんよう。

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