スナック まりー プロ機関投資家はレバナスを知らない!!
いらっしゃーい
こんばんは。
こんな暑い日はやっぱりビールかしら?
あたし普段はビールより、ワインや焼酎派なんだけど、今日は昼からビールのんでるの。えへ。
ほらあなたも飲んで。
あたし?ゴルフ場でラウンドの途中に飲んだのよ。
運動して飲むビールって格別だと思わない?
うふふ、家で飲む缶ビールの100倍くらいおいしかったわ。
スナック まりーのビールが、世界で一番おいしいけどね♪
今日はね、新入社員時代同じ部署で働いていた、先輩後輩4名で千葉のザ・ナショナルカントリー倶楽部千葉に行ったの。
スコアは相変わらずよ。63ー56の119。
そう、20年来の知人たちと。楽しかったわ。とても。
私以外の3名は、外資系証券の日本ヘッド、他の外資系証券の幹部、フィンテック企業の社長よ。みんな、プロ機関投資家の方々と日々マーケットで対峙している、プロ中のプロの金融マン。
車2台に分乗してゴルフ場にいったのよ。
私を迎えに来てくれたのは外資系証券の日本ヘッド。お約束していた朝6時におうちのまえで待っていると・・・・
ヴオン!!というすごいエンジン音とともに現れたのは、ランボルギーニ。
いい車で来るんだろうな、とは思ってたけど、これにはびっくりしたわ。
あたし、ランボルギーニに乗るのは初めて。
意外とアクアラインも混まずにゴルフ場へ。
余裕をもって出かけたので、スタートまで時間があったわ。
私たちは、まず朝食をいただくことに。
ゴルフ場のレストランの朝食って、なんだかホテルの朝食みたいなしつらえなのよ。貴族的な気分になって、あたしは大好きなの。
(たまご3個分はあったわ。ふわっふわのオムレツ♡)
ラウンドは楽しかったわ。
気心の知れた、20年来の仲間ですもの。リラックスできて、笑いながら、ラウンドできました。
そしてランチのとき。あたしは聞いてみた。
「最近ツイッターをはじめて、個人の投資家のTweetをみたりするの。そうすると「レバナス」って単語をすごくよく聞くんだけど、知ってる?」って。
そうしたら、この3人
「レバナス?聞いたことない、知らない」って。
3人全員しらなかったの。
だからご説明したのね。
「レバナスって、レバレッジナスダックって意味。米国財務省証券や、日本国債を担保にして、スワップや先物で、ナスダックの2倍とか3倍のリスクをとるの」
みんな、びっくりしていたわ。
「そんな、値動きの大きいリスクの高い商品、個人が買うの!?」
そして私が、レバナスを積み立て長期投資とかしている人もいるんですよ、と説明したら、みんな唖然としていたわ。
2-30年間、プロ機関投資家だけを相手にやってきた、プロ中のプロのみなさま。
レバナスという、単語さえ知らないのよ。
おわかりよね。もちろん、プロ機関投資家は「レバナス」なんて誰も持っていません。
これはね、個人投資家がリスクを理解できないことをいいことに、日系証券会社/運用会社がつくった、この世のあだ花。
プロの機関投資家の世界では、目にすることすらないの。
そしてプロ機関投資家に運用商品を販売しているこの3人。プロ機関投資家よりもずっと、金融やマーケットに詳しいのは想像つくかしら。
(ランチは、おそばとマグロ丼のセット!ビール!)
そしてこの人たちも、プロ機関投資家も、個人投資家も、みんな同じく平等に買える商品が上場投資信託(ETF)なのよ。
証券会社がもうからないから、お客様に勧めないって、こちらで言ったわよね。
みなさま、
レバナスは、個人向けに設計された、証券会社がぼろもうけできるリスクの高い商品。プロの世界では、1円も流通していない。
ということを、認識された上で買う必要があるわ・・・。
帰り道もランボルギーニに乗りながら先輩とお話して楽しかった。
そして、先日ご説明した、仕組み債の話をしたの。
高齢者に対して、「運用手数料はかかりません!」というセリフとともに、そのリスクを理解できない相手に仕組み債券を売っているということを。
先輩はまず「仕組み債って今もあるの!?」と言ってたわ。
ありますとも。そして、
「その説明は、詐欺だね。」
といって黙っちゃったの。
プロ機関投資家の方にとっては、プロがみたら一目瞭然なひどい投資商品が個人に売られているというのが衝撃だったみたい。
そしてそれが合法的に、証券会社や銀行窓口で販売されているのが。
個人投資家保護なんていいながら、たぶん金融庁が、深くは理解していないんだろうなあって思うわ。(だって金融庁の人たち、自分では資産運用してないし)
ということは、これは金融の問題というより、政治、行政の問題なのかも。
なんだか闇が深すぎ。
はあ~
ほら、夜も更けてきた。
もうちょっと強いお酒にしない?
娑婆の修羅をわすれましょうよ。