マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

マリーの部屋 ー 少子化対策発表!

みなさまごきげんよう。
お元気でおすごしかしら?


わたくしね、こことは別にTwitterでも発信しているのですが、当然文字数が全然ちがうし、もっと刹那的に細かいことをつぶやいておりますの。
たとえば、「あー、お弁当の材料買いに行かなきゃ」とか。


そしてユーザーも即時に反応するし、リツイートで拡散するし、発言の波紋が目にみえるのよ。ガン無視される発言もたくさん 笑。


この1週間で(私的には)とても大きな波紋になった発言は・・


「男性たちは、いままでどおり、女性が家事育児介護その他やった上で、男性に余計な面倒をかけずに働いてね!応援するよ!と言っているだけ。
ナンセンスすぎる。
女性の社会進出より、まずは、男性の家庭進出でしょ。」


いいね!をいただいただけではなく、たくさんのリツイート(拡散)をいただきました。
そして、この発言に関連し、先日書いたこのブログも、たくさんの方に読んでいただきました。

ありがとうございます。


なんかね、思うんです。
「女性しか子供を産めない」
というファクト(厳然たる事実)を前に、男性も女性も、そして、国の中心にいる方たちも、思考停止しているんだろうな、って。


思考停止しているみなさまのために、少子化対策を考えてみました!


<少子化対策!>
ー男性にも産休を義務付ける(奥様が専業かどうかなんて関係なく。ママの体はしんどいのは確かだから、家のことをするのを義務付ける)。もちろん出勤停止、ログイン禁止。


ー産休をとった女性を、1段階昇進(出産という、男性ができない偉業をひとつ成し遂げた)


ー小さい子供がいる男女には(パートナーが専業主婦/主夫かどうかは関係なく)18時には仕事を終了させる(パソコンログインも、以降なし)。上司の義務にする。


ね、小さい子に幸せな世の中になりそうでしょう。お父さんもお母さんも一緒にお世話してくれて。→ベビーちゃん幸せ!パパもママも幸せ!少子化対策!


それはムリだよ~と思ったあなた!
子供のお世話を女性に傾けようとしているんです。
あなたが無理とお思いになった部分、いままでぜーんぶ、女性にのしかかったんです。


産んだのは、女だろ、という事実のみに立脚して。


子供を産み育てるということには、莫大なエネルギーとお金がかかります。
それを男女どちらもよろこんでやることが、ハンデにならないことが必要です。
育休も時短も、男女両方だったらいいのよ。


ええ、産んだのは女性ですよ。でも産んで、体がぼろぼろになり、授乳もしなきゃいけない。
そしてそうやって必死に守っている赤ちゃんの遺伝子の半分は父親のもの。


父親が、家のことをして、傷んでいる母親をたすけるべきじゃない?
そういう構図がないから、少子化になちゃうんですよ。


母親だけ、つらすぎる、って。


もちろんお金もことも大切で、同時に減税とか考えなきゃいけない。
でも同時に、この本能的な、体のきつさ、を、どっちかにおしつけるのではなく、分かち合えるのが、基本中の基本じゃないかしら?
本当につらいのよ。わたし、出血がとまらず、ICUに入りましたし・・・


上記のような施策をとったら、もしかしたら「産休なんてとりたくなくて、仕事がんばって出世したいから、子供はいらない」なんて、モーレツサラリーマンがでてくるかもしれない。


それは、それでいいんじゃないかしら。
いろんな人がいて。


働く女の世界では、とっくにそんな存在たくさんいますし。
昔のキャリアウーマンは、仕事に没頭するために、結婚や出産をあきらめてきた。いいえ、あきらめたのではなく、あえて家庭よりキャリアを選んできた人もいたでしょう。
そして、そういう人がいてもいい。
その人たちは、たしかに、仕事にかけるエネルギーや時間が多いぶんプロフェッショナル。
でも、それがイコール幸せかどうかは、また、別の話。


ダイバーシティよ。
仕事、家庭、子供、介護、趣味・・・すべてを混ぜ合わせて、それぞれの人が幸せになればいいのよ。
社会的に、だれかに押し付ける、というのが間違いなだけで。
いろいろな選択肢の中から、自分で選びとった結果なら、何の問題もないの。C'est la vie.


うちの男子たちがおじさんになるころには、ちょっとは世の中変わっているかしら。
うちの子たちには先陣をきってもらうわ。


・・・
ま、こんな世の中になったら、「女子は男子におごられる存在!」ってこともなくなるでしょうね。
ちなみに、私が先日おごったご飯はこちら。

(大手町のAman東京のメインダイニングのランチでの一品。このローストした玉ねぎのなかに、リゾットがつめこまれているの!)


少子化問題は、女性の問題ではない。


家庭に進出していない、男性の問題。
育児、教育、家事、介護をしていない、男性の問題。


男性は、やっかいな義務や作業を、背負いたくなくて、いままで通りにしたいから、いやな気持になると思うわ。
でも女性はずっと、そういういやな気持をしながら、社会に進出してきたの。


でも、もう限界よ。むりなの。
男性が動いてくれなきゃ。
男性が家事育児教育介護をやってくれなきゃ。
家事育児教育介護も女性がやった上で、社会で活躍なんて、ムリゲー。


少子化対策の肝、はここにあります。


ごきげんよう。


(補足。私、子供がいて幸せなの。だから、彼らの育児や教育にお金がかかるのってしょうがないというか、幸せ。子育てにお金がかかる!けど、幸せもいっぱい♪ ということにも注目していいと思いますわ。)

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