マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

マリーの部屋 ー お金のこと⑪ プライベートバンカー

みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしでしょうか。


今日はお金のこと⑪、といっても、なんか理屈っぽいことをお話するのではなくて、
先日お食事をご一緒した、プライベートバンカーのお話をちょっとご紹介しようと思いますの。


おいしいごはんと一緒にね。
訪れたのは、目黒のビストロ ミカミ。
老舗のビストロで、いついっても満席ですの。


コロナで足が遠ざかってしまって、3年ぶりくらいの訪問だったわ。
ここのお店の特徴は、まずはおいしいお食事。
それから素敵なマダム。
そして、余りに長年愛され続けていて、お客様の年齢層がものすごく高い。


日によっては、「還暦未満、お断り」なのでは?ってほど。


素敵な紳士と淑女が、おしゃれしてカウンターに並んでいるの。


(カニの春巻き!さくさくで、カニのうまみたっぷり。レモンがあいます。白ワインとご一緒に♪)


さて、そのプライベートバンカーとも1年ぶり?くらいにお話をしました。
外資系のプライベートバンクにおつとめなの。


「むずかしいんですよ、この仕事も」
まあそうでしょうね。


「まず、こちらもお客様を慎重に選びます。反社とか犯罪がらみの資金を守ってしまっては大変ですから」


「あとは、我々がやっている仕事は、資産保全の仕事であって、財テクでもうけよう、というのをおすすめする仕事ではありません。
ですから、その考え方をきちんとわかって理解していただかないといけないんです」


つまり、その人の、というか、一族の資産をいかに守り、
散逸させることなく子孫に引き継いでいくか。
そういうお仕事がプライベートバンクのお仕事なんですって。


わたくし、なんとなく、お金持ちに
”普通の人が手にはいらないような、新規公開株とか特殊な資産とかの運用商品を案内する”
というお仕事なのかと思っていたわ。


「もちろんそういうこともありますよ。
でも、一番大切なのは、あくまで資産保全。
だから、変な商品は、私は絶対に販売しないんです」


「でも、我々も組織の一員ですから、本社からの収益プレッシャーを受けて働かないといけない局面もあるんです。
そのため、収益プレッシャーに負けて、「(会社が)もうかる」商品をお客様に売ってしまう営業マンもいて・・・」


「ロシアによるウクライナ侵攻で、マーケットが大きくうごきましたよね。
株価も相当落ちました。
そういう「(会社が)もうかる」商品がものすごく「損」を出したんですよ。」


「残念ながら、そういう商品を買ってしまっていたお客様の何人かは、
弊社から離れて行ってしまいました。」


一体なにを売ってしまったの・・・・?
会社が「もうかる商品」ってなに・・・?


このあたりで、すでにワインは一本あいています。


続く!!


(後編はこちら!)

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