マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

スナックまりー 負けるが勝ち!

あらいらっしゃーい!
こんばんは。


しばらくぶりじゃない。
ええと・・・・2か月ぶりに近い?
なにやってたのよ。


ああ、お嬢様、受験だったわね。
医学部志望っていってたわね。
どうだった?


・・・そう、志望校、だめだったの。
浪人するのね。


お嬢様、落ち込んでる?
落ち込む必要はないわよ。
って、まりーが言ってるって伝えてね。


あらあら、お父さんが落ち込んでどうするのよ 笑
ほら飲んで。

あなたには、ご説明するまでもないけど、
人生、
うまくいった!


ってことと、


うまくいかなかった~
ということが、織物のように重なっているじゃない。


その、うまくいかなかった~ってことを、


心のどこにしまうか。


ってものすごく大切なことだと、あたしは思っているの。


たとえば、失恋したとき。
あたしの何がわるかったの?もう一生彼氏なんてできないわ。
と、うじうじすることも多いわよね。


でも、そんなの忘れるしかないじゃない。ふられたんだから。


ああ、楽しかった、いい思い出をありがとう、という棚にしまう。


こういう学者タイプの俺様オトコとはうまくいかないのね、という学びの棚にしまう。


あたしを選ばないなんて、見る目がない男、という棚にしまう。


過ぎたことは単なる「事実」なので、
記憶のどこかの棚にしまうしかないのよ。


どの棚にしまうか。


お嬢様の場合、


ーお勉強がこの程度では足りなかった、という学びの棚


ー志望校が自分に合わない医学部だった?という、気づきの棚


ー今年入学ではなく、来年入学のほうが、生涯の友達がみつかるってことかも!という直感の棚


ーもしかして私、お医者様になる以外の道もみてみようかな、という大転換の棚


受験に不合格だった、という「事実」をどう理解するか、って無限じゃない。
単純に合格していたら、使わなかった頭の部分を使うわ。


それってとても大きなことのように思うの。


不合格だったという経験を、受け入れ、それをどう解釈し、どの記憶の棚にしまうか。


ものすごく大きな学びよ。
それって、「うまくいかない」ときにしか学べないこと。


若いうちの、「うまくいかない」なんて、いくらでもリカバーできるし、
逆に貴重な機会なんじゃないか、と思うわよ。


あはは、あたしも浪人したから共感しちゃうわ。


私の場合、


ーこんな程度の勉強ではどこにも受からないんだ・・・という学び(現役のときは、受験校すべて落ちました)


ー自分は何が得意なんだろう、と真剣に考え、


ー浪人の1年を無駄にしない、とそれまでの人生で一番固い決意をしました。


その結果、合格したわけだし、
浪人時代を楽しめたわ 笑


予備校に毎日通うって、楽しいのよ!
なんといっても、同じ目標をかかげている仲間と、同じ目標に向かって切磋琢磨する。


こんな純粋に、みんなで手を取り合って、同じ目標を目指して頑張る時間はないわ。
気の合わない上司がいて~とか、ないないない。


もちろんライバル心はあるけど、ひとつの大学で、何百人~何千人とか合格するわけだから、蹴落とす、とか嫉妬する、席を取り合う、というほどでもないわ。


あたし、通っていた予備校の合格報告はがき(90年代ですから、ネットなし!)を書いたとき、コメント欄に「バラ色の浪人生活でした!」
って書いたの。


そうしたら、予備校から連絡があって、「記事にしたい」って言われて、実際取材をうけて翌年の浪人生用の予備校パンフレットの1-2ページに特集されたのよ。


そう、若い時期に1年ばかり寄り道をするのって、
自分のことをいっぱい振り返ったりして、
意味のある時間になるような気がするの。


お嬢様はいろいろ考えていると思うわ。
余計なことは言わないで 笑


お嬢様にひとこといいたくなったら、まずあたしに相談してね。
かけがえのない、浪人時間をスタートしているのよ。
真の、人生の、モラトリアム。


将来の糧に、なるでしょう。


今日ものみましょう。
そして、ご帰宅されてばたんきゅー、って寝ちゃって。


あら?表現が古い?


あははは。
飲ませちゃうわよ。

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