マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

マリーの部屋 ー お金のこと60 データは大切!

みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら。


最近立て続けにお金関係のセミナーをやっておりまして。
結果としていろんな思いに、接することになります。


わたしたち個人は、株、債券、実物資産に分散して、かつ時間分散(積み立て)していれば失敗することはないわ。


でもね、たくさんの方々が、マーケットの上下をみながら、タイミングを計って投資をしようとされているの。
いい?機関投資家には絶対勝てないわよ。使っているお金と気合と人数ではかなわないもの。


でもね、そんな、タイミングをみて買いたい個人の方に今日はアドバイスするわ。
それは、
「今の金融市場の状況を冷静に定点観測する」
ことの大切さ。


よくいっているように、最近のテーマはただひとつ。
「インフレと、金融引き締め」


こちらにも平たーく解説しております。


だからね、「インフレ関連の指標」「(金融ひきしめ=)利上げ」のコメントを見続けること。
そして、利上げを阻害する最大の要因、「景気悪化を見極めること」


機関投資家は、全員これらを凝視しているわ。
その結果、株価はじめ、市場が動くの。
そう、株価とかマーケットはたんなる結果。その動いた結果だけみていても、市場に勝つことはできない。負けるだけよ。


その市場を動かす「元となる」経済指標を見ていかなきゃ。


インフレ率
物価指標(CPIなど)
住宅価格、住宅販売指標


利上げコメント
各地域FRB理事の発言
FOMC議事録


景気
雇用統計
景況感指数


この辺を、おさえておけば、市場を動かす元となるものはだいたいモニターできるわ。


大切なのは、「毎回見る」ということ。つまり、これらの指標には「いい数字」とか「悪い数字」とかないわけ。
「数字がどう変わっていったか」という推移が大切になります。


だから、めんどうでも、本気で相場を読む気なら、推移をモニターしてくださいね。


これを「定点観測」といいます。


わたしはやってるわ!

(どうでもいいんだけど、先日、ランチで久しぶりにバーガーをいただきました。炭火焼。おいしかったけど、けっこう重い・・・紀尾井町)


がんばって。
それではごきげんよう。

×

非ログインユーザーとして返信する