マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

マリーの部屋 ー 英国視察② エコとデジタル

みなさまごきげんよう。お元気でお過ごしかしら。


今日は英国視察についてもうすこしご紹介しておきたくて。英国のみなさまが全然ウイルスを意識せずにすごしていらっしゃって驚いたというのは前回お話いたしました。https://marienoheya.muragon.com/entry/4.html


他にも驚いたことがあって・・・視察中にとても疲れてしまって、レストランにいくのをやめて、近くのお店でパンとスープをテイクアウトいたしましたの。でもどこにもプラスチックスプーンが見当たらない・・・これじゃあいただけないじゃない・・・


仕方なくお店の方におうかがいすると「ああ、プラスチックのフォークやスプーンなんてもうないよ」そしてはい、と木製の使い捨てスプーンをくださったの。「地球環境は大切だからね」。


わたくし大変ショックをうけましたわ。なんとなく、地球にやさしいとか、次世代のためとか、オーガニックとか軽々しく口にしておりましたけど、何をやっていたのかしらって。他国のほうがずっとちゃんと考えて行動に移しているじゃない。


さらに英国滞在中一度もペットボトルを見なかったの。お水もジュースもすべて、紙パックかリサイクルできるガラス瓶。英国のみなさまにとっては、それが普通の日常でした。そういえば我が国でも、外資系のカフェではプラスチックストローではなく紙ストローを使っているわよね。わたくしたち、世界に取り残されていないかしら。


しらないうちに、意識の低い民になってはいないでしょうか。


もう一つ驚いたのは、英国滞在中紙幣もコインも一度も見なかったということ。本当はわたくしも英国通貨の現金をもっていくつもりだったのよ。
でもあまりに久しぶりの他国視察だったのですっかり両替をわすれてしまって。困ったことにならないかしらと、入国時に心配したわ。でもまったく心配なかった。すべてがQRコードやクレジットカードで事足りた。


英国ってかわいらしい路上マーケットが週末にたくさん開催されるの。そこで第二王子と500円くらいの雑貨や1500円くらいのイミテーション宝石を買ったりしたわ・・・楽しかったな・・・。そのような路上マーケットでさえすべてが電子決済なの。


かわいそうなのはホームレスの方々。「おつりちょうだい」と話しかけられたのですが、おつり、というかコインなんて持っておりませんもの。差し上げたくても無理だったわ。まあ、気が利いたホームレスの方は、自分用のQRコードをもっていらっしゃいましたが。


とにかく一度も現金を目にしませんでしたの。これが1セントコイン、これが10セント・・・とコインをえり分けていた日々がなつかしいわ。さらに紙もペンも目にすることはございませんでした。以前だったら紙に記入して提出していたような書類もいまはすべてオンライン。


そう、この2年くらいでどうやら他国では、デジタル化とエコ化がすごく進んでいるようなの。はっきりいって我が国は後れをとってしまっているとしか見えない。・・・まさか後年、2020/21年が我が国が先進国から発展途上国になってしまった記念の年、とはならないでしょうね・・・我が国の将来がとても心配だわ。人口も減少傾向ですし、このままでは我が国の国力が弱くなる・・・経済成長が低迷してしまう・・・


王子達の将来がちょっと心配。せめて、他国でもお仕事できるくらいのコミュニケーション力をつけるとか、他国でも生活できるよう、他国の資産を持たせておくとか。わたくしたち、今こういうことを真剣に考えるべきなんじゃないかしら。


なんだか疲れてしまいました。みなさまごきげんよう・・・

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