マリーの部屋 ー 日本がウクライナになる日
みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら。
先日の5月9日は、ロシアの対ドイツ勝利の記念日で、「何かとんでもないことが起こるのではないか」と心配していましたが、大過なく一日が終わりました。
グローバルの先進各国が、明確にプーチン反対を表明していることが、相当な抑止力になっているのかな、と感じました。
先日ひさしぶりに外務大臣にお会いしたときのこと。
自然と昨今の国際情勢の話になりましたの。
わたくしが、「プーチンひどい、ウクライナかわいそう」とばかり言っていたところ、
外務大臣は「たしかに、戦争はひどいし、人の命が失われるのは間違っています。でも、ロシアとウクライナの国の関係をみると、単にロシア=悪、ウクライナ=善、という単純な2項対立では説明できないのです。」
そしてこの本をくれました。
この本は、河東哲夫さんという元外交官、元ロシア大使館公使の方で、ロシア駐在も長く、頭でも経験上でも、ロシアのことにとても詳しく、理解が深い方。
字も大きめで150ページくらいで、とても平易に書かれている本です。
今、この瞬間の戦争の話もそうですが、そもそもの歴史(本の中では冷戦終了のところからかかれていますが、もっと昔からいろいろな関係があったらしい)、過去の政権どうしの関係、西側とのこと、そして、ロシアに長年住んだからこそわかる、ロシア人の気質まで書かれています。それから、今回のことを、第二次世界大戦時の日本と満州の関係にもなぞらえたりして、簡単に読める本にしては、なかなか内容が濃かったですわ。
5月9日にちなみ、わたくし勉強会のお仲間たちと夜はロシア料理のレストランに参りましたの。
「スンガリー」新宿三丁目店。
5月9日のせいか、とても繁盛していました!
やだ、ロシア料理ってこんなにおいしいの!?
しらなかった
ロシア式フレッシュサーモンマリネ!これを、右上のクレープで巻いていただくの。
ロシア料理といえばつぼやき!こってり濃厚。
そしてシュクメルリ。ニンニクが効いた、こくのあるスープに、ひな鳥がやわらかく煮込まれていて・・・ジョージア(グルジア)料理です。
グルジアワインもおいしかったわ~
ウォッカは飲みやすすぎて、危険な感じ・・・
いつかロシアやウクライナにも視察に参りたいものです。
それではみなさま、ごきげんよう。