マリーの部屋 ー お金のこと⑯ 続々 債券(何を買うべき?)
みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら。
前回に引き続き、今回も債券について。
本当は1回で書き終わるつもりでしたが・・・
いろいろと手間がかかりましたわ。
さて、今まで
株と債券の違い
債券の値動きのしくみ
についてお話してきました。
(質問は随時受け付けておりますので、ご遠慮なく・・・)
今までのお話をうけ、
「じゃあ何を買えばいいの?」
というのが今日のテーマになります。
方法① 個人向けに販売されている国債や社債を買う
これが一番手数料が低くなっております。
購入するときのポイント:償還満期まで保有し続ける覚悟で買う
そもそも、個人向けに販売している国債も社債も数はわずかです。証券会社の店頭でみつけたら、「満期までもってもいいかな?」と考えてご判断ください。
数が少ないということは、流動性が低いということ。つまり、途中で売りたいといっても値段がつかないことがあります。
ただ、以下に出てくる投信やETFのように運用手数料をとられるわけではないので、きにいったものがあったら購入していいと思います。
方法② 債券投資信託、債券ETFを買う
複雑な債券市場ですもの、プロにお任せというこの方法が楽です。運用会社自体がプロ機関投資家ですので、個人向けではないものも、もちろん購入できます。
購入するときのポイント:債券の利回りよりも高い手数料をとる投資信託は絶対買わないで!
債券の投資信託といってもいろいろな種類があり、ぼったくりみたいなものもあります。投資信託を買う場合には、証券会社で「平均利回り」を聞いてみてください。
それと、運用手数料や販売手数料その他の費用(絶対書類に書いてあります)を比較して、平均利回りより高かったら購入するのをやめましょう。値下がりするだけです。
一方、ETFは各種手数料を限界まで落としていて、私が知っている限りは上記のような逆転現象はみたことがないので、ひとまず安心。
東京証券取引所にも、いくつか外国債券のETFが上場しています。
(例)
1656 米国国債 7~10年物
1496 米国社債(投資適格)
2623 ユーロ建て社債(投資適格)
2622 新興国債券
もちろん外国市場に上場しているもののほうが種類はずっと多いですが、証券会社によって取り扱い銘柄が違いますので、調べてみてくださいね。
東京証券取引所に上場しているものは、当然ですが、どこの証券会社でも買えます。
方法③ ロボアドにおまかせ
そもそも株式と比較して、債券をどれくらい購入すればいいか、それがそもそもよくわからない、誰かアドバイスして!
と思われる場合には、ロボアドがおすすめです。
ロボアドはあなたが答えるいくつかの質問の答えによって、最適なポートフォリオを選び、自動で、株式、債券、実物資産(不動産、金、原油など)に分散投資してくれます。
購入するときのポイント:なるべくポートフォリオの数や、入っているETFの種類が多いものがおすすめ!
せっかくお任せするんですもの、なるべく個人ごとに細かくポートフォリオを提示してくれて、中身のETFも種類豊富なほうがよろしいと思いますわ。
。。。一気に3本かいたのでちょっと息切れが・・・
だいたい私がいいたいことは申し上げられたように思います。
大切なのは、
債券市場って無視できないくらい大きいし、価格が動くメカニズムが株式とは違うし、なにより値動きが小さく安定的なので、
「長期の資産形成に債券は欠かせない」
ということでございます。
長期資産運用をしたいのに、株式しか持っていらっしゃらない方、積み立ての一部を次からでいいので、債券にもまわすことをおすすめいたします。
(※円預金をお持ちなら、日本国債は買う必要はありません。ほぼ同じです。)
おいしいもののネタもつきてきたので、今日は私の大好きな飛行機!
都心上空を飛ぶ飛行機!
みなさまごきげんよう。
シリーズ回1目 株と債券の違い
シリーズ2回目 債券の値動きのメカニズム