マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

マリーの部屋 ー 戦火の中での国際女性デー

みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしでしょうか?


3月8日は、国際女性デーでしたわね。
いろいろイベントもあったり、ミモザの花が飾られたり。


女性の地位が低い日本では、あんまりイベントがないのが残念だけど・・・・・
他の先進国では、とても有名な記念日なのよ。


わたくしは昔、とある組織でWomens Initiative Networkのリーダーをやっていたことがあるの。そのときは3月というと、国際女性デーのイベントで大忙しで走り回っていた思い出があるわ。
パーティもやって、楽しかったな♡


ウクライナとロシアの戦争のニュースを見ていると、女性が泣いている姿を何度も何度も目にします。心が潰れます。本当にかわいそう。


いつだって、戦争で犠牲になるのは女性。
もちろん男性も軍隊にはいって戦死とかするから犠牲になるわよ。


でも心の底から傷ついてしまうのは女性、です。


爆撃の音が聞こえて不安でずっとドキドキしているけど、おなかの子を必死に心配しつづける。


何かトラブルがあって、緊急帝王切開じゃないと、となったら自分も命を落としてしまうだろうと思いながら、シェルターや駅で出産する。


子供や夫やきょうだいが、戦士として軍隊に参加するのを見送りながら神に無事を祈る。


小さい子をなるべく不安にさせないようにしながら、1メートルでも安全な場所に避難し続ける。


いろいろ生活に必要なものはぜんぶおいて、手に持てる荷物だけをもって逃げる。命をまもるために逃げる。


爆撃の音が聞こえたら子供をかかえて自分が盾になる。


女性は人間という生き物としては、物理的にはざっくり無力なほうの半分。そもそも太古の昔から「戦う」ように、プログラムされていないし、そういう作りになっていないの。


無力なほうの半分なんだから、戦ったら負けるのは明らかだしね。


女性たちはね、だれかに勝つよりも、


自分の周りの大切な人たちを幸せにしたい、


そう思っているの。


戦争をするのはいつも男たち。
停戦のための会議をしているのも、侵攻を決断したのも、なにもかもみんな男。


女性はその陰で、必死に自分のみのまわりの人とものを守り続けています。


王子達とウクライナのニュースを見ていて、どう思う?
ときいたところ、
「ぼくたちも義勇軍として戦って、全員殺してやる!」
と言っていました。


ええ、実際は行きませんわよ。
でも、男の発想ってこうなんだな、と改めて認識しましたの。


戦って、勝つ。


こういう発想って女性にはあまりないように思います。


究極的に女性は、
みのまわりの大切な人たちが安心してごはんをたべられれば、幸せ。
と思っているように感じます。


わたくし、今でもいちばん好きな、ほっとする景色は、
王子達がもりもりごはんを食べている景色。


それが、いちばん大切です。


ウクライナの女性たちも、涙を流しながら、まわりの人たちが安心してごはんをたべられるよう必死に努力しているのだろうし、それが何よりも必要なのだと思います。


世界の平和、ってそういうことじゃないかしら。


停戦のための会議に、女性をいれてほしいと思います。


戦って、勝つ
とか
なんとか負けずに、かけひきをする
とかではなく、


お互いに安心してごはんをまいにち食べられる、そういう日々をつくっていきましょう。
と、女性たちがいえないものでしょうか。


わたくしたちがやるべきことは、男性に混じって武器をとることではない。


戦って勝つ!とかいっている男性に
本当にたいせつなことを教えてあげることじゃないかしら。


戦争に関しては、本当にどんなGender Gapの優等生の国も男性ばかり出てきます。


おわらせましょう。こんなこと。
女性は何ができるのでしょうか。


ごきげんよう。

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