スナック まりー 灼熱の中 上野へ。
いらっしゃーい。
こんばんは。
むっちゃ暑くていやになっちゃうわよね。はい、ビール。
あなた夏休みは?
明日から八ヶ岳なんだ!いいな。いいな。
涼しいでしょうねえ。高原は。
あたしはねえ、次男が高校3年で受験なのもあって、この夏は旅行の予定はないの。
でもね、先週、1日だけ夏休み、って日があって。
あたし、絵をみるのが好き。
そんなに詳しくはないのよ。
でも好きな作家はいるし、とか、アートを見る旅、とか地味にやっているの。
マリーの部屋 ー アート! - マリーの部屋
先週はね、西洋美術館にいきました。
今、「自然と人のダイアローグ」という展示をやっていてね。
ドイツのフォルクヴァング美術館と、松方コレクションを組み合わせて、日本人が大好きな印象派とその周辺の絵画が展示されているの。
。。。日本人に、印象派が人気な理由って、もしかしたら松方コレクションのせいなのかも、と思います。図工の教科書に載っていたような、モネやルノアールの絵画が、コレクションにあるのよ。
私この美術館には、割と子供のころから足を運んでいるので、「またお会いしたわね」という絵もいくつかあるわ。
今回はテーマごとに、ふたつの美術館の所蔵品が並べてあるんだけど、こうみていても松方コレクションはフォルクヴァング美術館に勝っているんじゃないかと思うわ。
フォルクヴァング美術館のもので私が圧倒的に好きだったのは、ゴッホの「刈り入れ」。会えてよかったわ。ゴッホらしい内面の激しさと、この輝く黄色の色彩。美しかったです。
松方コレクションの「松方さん」って、実業家の松方幸次郎さんのこと。この方は主に第一次世界大戦時に製鉄で財をなした方。
思うんだけど、こういう大金持ちがいるから、こういう貴重なコレクションてできるのよね。
だって、老後2000万円問題を不安に思っているような庶民が、絵を買い集めるなんて考えもしないでしょ。
圧倒的なお金持ち、別の言い方をすると
「富の偏り」
があるほうが、芸術は花開くんだろうなあ。って。
ほら、だって、買ってくれる人がいなければ、パトロンがついていなければ、絵は描かれることもあまりないでしょうし。
考えてみれば、ロシアのエルミタージュ美術館の財宝の数々、さらにはピラミッドとその中の秘宝たちも、みんな圧倒的な富をもった王族たちによってつくられ、集められたもの。
みんな平等なんて世の中は、もしかしたらつまらないし、美しいものは減ってしまうのかもしれないわよねえ。
。。。。2000兆円ってすごい富よね。
日本の個人金融資産の合計。
それを資産運用に使うか、一部は芸術に使うか、それともよりよい社会インフラに使うか・・・もしくはぱあっとパーティでもして今を楽しむ? 笑
あとは地球環境保護とか。脱炭素。男女の平等への活動。
私たち、単に銀行に預けるだけでなく、お金の使いかたも考えたいものね。
もちろんスナックまりーにも使ってね。
楽しい時間をすごしましょう。