マリーの部屋 ー お金のこと90 2023年後半の相場
みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら。
あっという間に5月も終わりね。2023年ももうすぐ半分を迎えます。
年前半は濃かったわ・・・次男の受験でスタートし、仕事も新しい試みがはじまり、次男が第一志望に失敗して心を痛め、傷心の旅で思い切ってハワイに行き、長男の就職と留学が決まり・・・
でもちゃんと相場はみていたわ!
2023年後半の相場のポイントはふたつ。
1,引き続きFRBの動向
2,地政学リスク
1,FRB(アメリカの中央銀行)の動向
FRBは去年の春くらいから、利上げをはじめているわね。それに、すべての相場が動かされているのがこの1年。
前回のFOMCでも0.25%の利上げがされました。
インフレが収まらないから、インフレにファイトする(戦う)ために利上げをしているの。でもね、中央銀行が利上げをするという意味は、借入金利、つまり、企業の運転資金の調達、個人の住宅ローン、カードローンいろいろな金利がぜんぶ引きずられて上がる、ってことなの。
景気が冷やされるのは、直感でわかるかと思います。
実際、経済指標がちょっとずつ悪化してきているわよね。
まず、影響するのは不動産価格や、不動産取引数。
企業も個人も不動産を買う時にはローンをひくわよね。だから、最初に影響がでるの
次に影響がでるのは鉱工業生産指数みたいな「企業の生産」の統計と、「在庫」。
経済が減速してくると、生産が縮小したり、在庫が増えたりするのはイメージがつきますわよね。
そして、「雇用」に影響する。
生産がにぶるんだから、雇う人を減らさないと。
そしてこれは、国の隅々の人みんなに、とっても暗い影を落とすわ。
利上げをして、経済を壊滅的にさせるわけにいかないけど、インフレを鎮静化するには利上げが必要。
ですからFRBは、「物価の指標」と、上記の経済指標をみくらべて、ほどよいところで利上げを止め、場合によっては利下げを考える、ということをしないといけません。
ものすごく難しそう~と思うし、各州の連銀の方たちのお考えなんてわからないから、そこは予想できないんだけど、
マーケットがこれらの指標をみて、どう反応しそうか?というのはちょっとわかります。
経済指標が、みんなが予想しているより悪化したら→利上げ終了 株高 債券高
物価の指標が、みんなが予想してるより上がっていたら→利上げ継続 株安 債券安
ね。こう整理するとちょっとわかりやすくないかしら?
もうひとつ注意しなきゃいけないのが
2,地政学リスク
先日のサミットでもたくさん議論されていますが、
①ウクライナ・ロシア戦争のゆくえ
②中国の動き
これらは、世界経済すべてにとってのリスクです。
核爆弾なんて落とされたら、そんなの甚大な被害すぎて経済活動は止まるし、
台湾有事が起こったら、日本なんて、吹き飛ぶかもしれません。
平時はこのようなことを考えず、しばらくはFRBが気にしそうな経済指標だけみていればいいんですが、
なんだか広島サミット前後から、ロシアも中国もちょっとよくない方向に動いているようにも見えます。
繰り返しますが、平時には関係ないのよ。
でもリスクが高まっているので、つねに視界のはじっこに、見えるようにしておいて。
そして、状況が悪くなってきたら、相場は大きく崩れます。
それは、数十年単位でみて、「買いのチャンス」になるはず。
そのための準備だけはしておきましょう。
私が尊敬する外資系の先輩、いまはトレーディングで生計を立てている方は、今はその有事にそなえて、いろんな資産の利食いをして、現金をふやしているんですって。
ふうん。なるほど。
おいしかったランチシリーズ!
先日仕事を抜け出して、次男と恵比寿アトレの「Le Bar a Vin 52」。
成城石井が運営している、お肉とワインがおいしいバルなの。
私がいただいたのはこちら!
ワイン飲みたかったんだけど、仕事中だったし、車で出勤していたので我慢したわ。ちいさいハンバーグ2つと牛タンがはいっているの。
ごはんにとっても合うわ!
ランチは女性のおひとり様もちらちら。
私、こんど一人できてみようかしら。
相場については、Twitterでも発信しているのでご参考にされてね。
それではみなさまごきげんよう