マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

マリーの部屋 ー お金のこと89 あしもとの相場

みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしでしょうか。


JPモルガンアセットマネジメントからこんなキャンペーンが流れてきたわ。
Stay Focused
Stay Invested
Stay Diversified


この3つが今のボラティリティの高い相場を生き抜くには必要だとのこと。
分散した(Diversified)ポートフォリオをそのまま維持(Stay Invested)しつづけ、マーケットの極端な動き=投資機会が来ないか見張り続け(Stay Focused)ましょうってことでしょう。


そう、上げ相場のあとには、どこかで調整がくる。
とくにコロナ禍での超金融緩和が終わり、日本以外では利上げがどんどんされていますよね。


利上げということは、企業のお金を借り入れるコスト、個人もそうだけど、まるっと「借り入れが苦しくなる」ということに直結します。


イメージがわくと思いますが、ちょっとずつ経済活動が停滞するというか、景気が悪くなる方向に動きます。
ということで上昇し続けていた資産は、どこかで売られてしまう、という局面が来るでしょう。


今はがんがん買い向かうというタイミングではないんじゃないか、とわたくしは思います。


とくに借入金利が上昇すると真っ先に打撃をうけるのは不動産セクター。
皆さまもそうだとおもうのですが、基本的には不動産投資ってお金を借り入れて行います。借入金利がどんどん上がってくると、不動産投資の利ザヤはどんどん落ちていきます。そのためちょっとずつ需要がへってきて(買い手が少なくなって)、不動産価格は下落します。


そして、不動産会社の決算も悪くなっていきます。


先日、ウォーレンバフェットさんも商業用不動産は悪化するだろうなんて言っていました。
実際、米国REITなんかは下がり始めていますよね。


持っているものを売る必要はないと思います。なぜなら、長期的にはさらにまた回復するから。そうやって上下しながら付加価値ぶん上昇していくのが「資産」なわけです。


大きく下落する、というのが意味することは・・・・
「絶好の買い場」
ってこと。


マーケットでは個人投資家の存在はとても小さいです。プロ機関投資家、常に何かを買い続けなければいけない方たちが作り上げているマーケットに立ち向かったり、自分が動かそうと思うのは論外。絶対にうまくいきません。


プロ機関投資家は、悪いとわかっていながら買い続けなければいけない、もしくは社内ルールのせいでもったいないけど売らなければいけない、なんてことがあります。


そういう動きゆえに、暴落するようなことがあれば、買い
それが難しいようなら、タイミングを徹底してはからない=積み立て。
これが、わたしたちにできることかなあと思います。


おいしかったランチシリーズ!

恵比寿を統べる「松下ファミリー」が経営するお蕎麦屋「松玄」
渋谷橋交差点のすぐ近くにあります。
いついっても人がいっぱい。
コシのあるおいしいお蕎麦と、おいしいおつまみがいただけます。写真のうつりが悪いけど、てんぷらもかりっとしていて、すごく大きいエビと、かまぼこの天ぷらがとくにおいしいの。
うっかりランチから「日本酒・・・」とか言いたくなってしまうわ。


それではみなさま、ごきげんよう。

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