マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

スナックまりー 働く VS 働かない

いらっしゃーい。
こんばんは。


毎日暑いわねえ。
私、今朝テレビで天気予報を見て、夜まで外に出ないと決心しちゃったわよ。
体に悪いわ。


ご家族はお変わりなく?
あかちゃん大きくなったかしら?
え!もう3歳!?
人の子って、あっという間に大きくなっちゃうのね。


奥様も、在宅勤務100%だったのが、ちょっとずつ出社が増えているのね。
しょうがないわよ。コロナはどうやらなくならないんだから。非常事態あつかいはもう終わり。


え??奥様に家にはいってもらおうかな、ですって!?
何のために?


子供が小さいころは、母親がそばにいたほうがいいから、って・・・
あなた、そんなの神話に過ぎないわ。


両親がそろっている場合、専業主婦家庭と共働き家庭、どちらが子供がよく育つかを比較して、専業主婦世帯のほうがいい、なんてデータがあるの??


それは単なるあなたの思い込み。
もしかして、あなたか家事育児を奥様に丸投げしたいからじゃない・・・?なんてね。


まあ、ひとんちのことだから、私が何か言うべきではないわ。
でもね、私は子供ができても働くのをやめようだなんてほぼ思わなかったの。
その理由はいくつかあってね。


①専業主婦のほうが、子供がよく育つという事実やデータはない。自分のまわりの例をみていても、専業主婦家庭のほうが子供がよく育つという、明確な傾向は全くない。逆に、専業主婦のほうが、当然子供にかける時間が長くなり、そのぶん過干渉となったり、反抗期がひどくなったり、弊害があるケースが散見されるような気がするわ。


②貧困と肥満、貧困と学力格差や学歴はデータとしてある。貧困からなるべく遠くなるには、お金を稼ぐ力を持っておくこと。
お金さえあれば、お金のかかる習い事もできるし、私費で留学もいかせられる。将来子供が医学部にいったとき、卒業までかかる数千万円のお金(慈恵医大は4000万円だって。)を払うこともできるかもしれない。
大切な子供の選択肢を、お金を理由に奪いたくないわ。
子育て支援について、国に文句いう人もおおいけど、そんな簡単には変わらない。


③子育てはすぐ終わる。
これは私の体感なんだけど、子育てのメイン期間って、だいたい10年くらいかなあ・・・と。記憶もないくらいにあかちゃんのころは、やさしい守られた環境にさえいたらいいので、逆に他人に任せられるなあと思うのよ。記憶や人格形成がはじまる3歳ころから、中学入学くらいまで。この時期が親がとても必要だし、親が子供に手をかけてあげることが必要な時期だと思うの。中学にはいったら、彼らの頭の中は、勉強部活友達異性でいっぱい。親の入る余地なんて、トラブル時以外ないのよ。


そしてね、私たちの人生は、100歳くらいまで続いてしまうのよ。
このたった10年のために、自分の人生をギブアップしてしまっていいのかしら?

私は自分のお金を稼ぐ力を維持するために、人生をより豊か(いろんな体験、いろんな友達)にするためにも、仕事って、なくてはならない一番大切なものだわ。


まあ、何度も言うけど、ひとんちのことだから、あたしが口をはさむべきじゃないわ。


でもねえ、「子供はお母さんと触れ合うほうが幸せ」みたいな、偏見に満ちた舌ざわりのいい言葉の前で、思考停止しないほうがいいわよ。


あとで後悔するのはあなたたちなんだから。
あなたの奥様の年収がいくらか知らないけど、仕事を続けていれば、最低でも(昇給を加味しなくても)
(60ー 今の年齢)×今の年収
だけの金額は、得られるのよ。


やめちゃったら、再就職したとしても、働ける年月も減るし、年収も少なくなるかもね。


どちらが本当に子どものためでしょうね。
そして、お互いの人生のためでしょうね。


まあ、これはよく考えたほうがいいわ。
あなたの一生も、左右するのよ。


お金がなかったら、ここにも飲みにこれなくなっちゃうかもよ?
私は、あなたにはずっときてほしいのにな。


(昨日営業途中にたちよった外苑前のセルフのおそばやさん。冷やしねばねばそば。これで690円!つまり5ドル。アメリカ人にみせたらびっくりするでしょうね。)

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