マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

スナック まりー 夏

いらっしゃーい。
こんばんは。


ジャケット脱いで。かけておくわ。
今日はとくに暑いわね。


雨もふったのに、ぜんぜん肌寒くなくて、むしむしして。
何か冷たいものをご用意するわ。
シャンパンにするわね。

なんかね、こんな風に、雨が降って湿度が高いのに、むしむしして寒さ要素がゼロになってくると、
ああ、夏がくるわ。
って、あたしは思うの。


夏はお好き?
あたしは基本的に好きよ。だって明るいじゃない。


でも、最近の、35度ちかくにまで上がる気温はごめんだわ。
体にわるいわよ。
私、今年もそんな時期は八ヶ岳に逃げちゃうつもりよ。標高1500メートルくらいだから、だいたい東京より10度くらい気温が低いの。


でもね、昔の東京、あたしが子供だった、昭和の終わりの夏は、せいぜい30度くらいにしかならなかったわ。扇風機だけでも、まだしのげる気温だったの。
風鈴で暑さをごまかせる、というか。


夏休み、ひとどおりのまったくな住宅地をのろのろ歩きながら学校の水泳教室にかよった、ひっそりとした午後。


うんと冷たい水がきらきらと光っていた給水機。


風鈴の音を聞きながらおばあちゃんちで飲んだ、冷たい麦茶。


毎日時間がいっぱいあって、無限に続くように感じた8月。


夏のさわやかな朝の空気のなかで通った、神社のラジオ体操。


夜の外出が子供だけで許された、近所の夏祭り。


茄子やきゅうりで牛や馬をつくって、火を焚いて先祖の魂をむかえた、お盆。


窓という窓を開けて、風がとおって、きもちがいいリビング。


なんだか、くりかえしいろんな情景が頭に残っているのって、なんだか小さいころの「夏」の風景なのよねえ。
たぶん私は夏が好きだったんだわ。

(谷中のひみつ堂のイチゴかき氷。My Favorite!)


夏って、夜でも窓を開けていたり、怪談話をきいたり、夏休みでお友達ともあまり話さなくて退屈だったり、夜出歩いたり・・・・なんか闇がすぐ近くにあるような気がして、それがしらないうちに私のすぐそばにいるような気がして、たまにぞっとしたわ。


明るくて、こわい、夏。


今年の夏は、やっぱり熱いんでしょうね。
そして、クーラーのついた部屋か、八ヶ岳にこもるんだわ、私。


あなたは、どんな夏をすごすご予定?
もうすぐそこに、本格的な夏が待っているわ。

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