マリーの部屋 ー お金のこと㉑ 日本円を保有するリスク
ごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら?
個人投資家業界をみていると、多くの目ざとい方々がアメリカ株をやっているのがわかりますわ。
一方で、なんとたくさんのみなさまが
日本株を選択していること・・・
ええ、否定はまったくいたしません。
そのような日本株投資家がいらっしゃるからこそ、日本株は値を保っています。
でもね、資産運用をしている賢い皆さまには知っておいていただきたいことがひとつ・・・
日本で生活して、日本で働いて、日本円でお給料もらっていたら、
日本のリスクは十分じゃありませんか?
日本のリスクって、ピンときませんわよね。
じゃあ考えてみて。
もしあなたが、アルゼンチンに駐在していて、あなたのすべての預金がアルゼンチンペソだったら。
もしあなたが、メキシコに駐在していて、あなたのすべての資産がメキシコペソだったら。
アルゼンチンは複数回、国家として倒産したことがありますし、
メキシコも通貨暴落、ハイパーインフレとか経験しています。
<メキシコの金利と為替>
(メキシコ政策金利 4%→8%、 1ドル=9ペソ → 1ドル=20ペソ! 半額以下!)
ですから、全資産アルゼンチンやメキシコのお金だったらちょっと心配じゃありませんか?
日本は、それよりずっと安定した経済ですが
「一点集中投資」
という意味では、
アルゼンチンの預金だけもっているのと、日本円の預金だけもっているのとでは
同じ意味です。
日本が将来ハイパーインフレになったり、超円安で、1960年代みたいに
1ドル=360円
になる可能性がゼロではありません。
ね。
預金も資産です。
資産を分散せておくことって大切ではないでしょうか。
円、ドル、ユーロ。。。分散といういみでは、ペソを混ぜるのもアリかと。
そして通貨だけではなく、資産クラスも分散して
株、債券、不動産、コモディティ(原油、金銀)
とにかく、我が国のみなさまの、
「日本円集中投資」
のリスクが高すぎます。
日本円、しかもなんの利息もつかない、普通預金。いちばんだめなやつです。
破滅への一歩です。
わたくし、いろいろ申し上げていますが、まず、円預金で100パーセント資産保有のリスクは、メキシコペソ預金100パーセントと同じか、それより、まずい状況だということをいいたいです。
いえ、メキシコペソで持っているほうがいいかも。
だって、普通預金に利息がつきますもの。
100歩ゆずって、海外旅行や留学せず、日本の漁師さんがとったお魚、お米、近郊のお野菜を食べて、車にも飛行機にも乗らず、日本で日本人相手の商売をしていれば、あと、数百年は大してかわらないかもしれません。
でも、海外旅行をしたり、小麦製品(パン、パスタ、うどん、たこやき、やきそば、ピザ・・・)をたべたり、洋酒やワインを飲んだり、留学したり、ガソリンをつかったり・・・と考えると、円普通預金一辺倒は、最大のリスクです。
ふつう~って、たくさんの人が思っていること、
実は、結構なリスクです。
王妃として、皆の幸せを願っているので、このことは繰り返し言わせていただきますわ。
みなさま、自分は日本に住んで日本で生活しているとしても、
お金は「出稼ぎ」させましょう。
海外のほうが経済成長率高いので、出稼ぎさせたほうが、お金は増えます。
また詳しくご説明しますわね。
ごきげんよう。