マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

マリーの部屋 ー お金のこと94 年齢ごとのポートフォリオ

みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら。


今日は年齢ごとのモデルポートフォリオを提示しようと思います。


みなさま、資産運用というと、すぐ株投資!と連想するかもしれないけど、資産にはいろいろなものがあるの。債券とか、不動産とか。
あ、FXや暗号資産は「投機」なので、ここでは対象ではないわ。


それらをどんな具合に組み合わせるのがいいのか、って話よ。


まず最初に考えなければいけないのは通貨。
それぞれの資産額によって違うと思うんだけど、ドル円の相場、日本の国力が今後どうなるかわからないので、今のところはドル円を半分ずつ持つのがいいと思っているの。
ドルよ。ユーロでもポンドでも、ましてや中国元ではないからね。
私たちが毎日使うローカル通貨である円と、世界の基軸通貨であるドルを半分ずつもつの。
まあ、本当はドル多めでもいいんだけど、多くの方が円預金中心だと思われるのでまずは半分。


30歳
まだまだ若いのでボラティリティの高い株を多めに持って。



50歳
老後を見据えて、安定資産を増やしていく世代。


70歳
収入が年金のみという前提で、インフレについていける実物資産多め。定期的に収入があるのなら、50歳と同じポートフォリオでいいかと。


それぞれの枠の中で何を買うか。


<外国株>
S&P500ETF
オルカン
(レバやインバースは×。現物は何も入っていない、デリバティブ商品。しかも費用高い)


<外国債券>
米国国債現物
米国投資適格社債ETF
米国ハイイールド社債ETF
(仕組み債は債券ではありません。債券の顔をしたデリバティブです。購入禁止)


<その他>※インフレに連動する資産
海外REITもしくは海外不動産株ETF
金ETF


それから日本円資産について。
これはみなさまそれぞれの状況によって大きく変わるわ。
資産総額が1000万円以下の方は、半分円預金でもいい。
・不動産(不動産価値マイナスローン残高)
・自社株その他、個別株
・運用型の保険(掛け捨て以外)
これらは全部円資産に含まれます。


その上で、NK225とか国内REIT買うのもいいと思うわ。
個別株もいいけど、あくまで資金の一部で。個別銘柄は大きく勝つこともあると同時に大きく負けることもあるのでほどほどに。


そして、とても大切なのは、「投信やETFを買うときは、費用をきちんと見ること」。とんでもなく高い販売手数料、運用手数料をとっている投信もあるからね。


それから私は「投機」を否定してはいません。
この枠外、ってことで、たからくじや、FXや、暗号資産や、レバナス、インバース物を買うのもいいでしょう。でもあくまで「投資ではなく投機」と認識して買ってくださいね。


ちょっとはご参考になったかしらね。


おいしかったランチシリーズ!
営業ついでに行った、横浜ランドマークホテルの中華「皇苑」。
五目焼きそば。
横浜と海を見渡せる絶景に囲まれて、上品で丁寧に作られたおいしいおいしい焼きそばをいただきました。再訪したいお店だったわ。


それではみなさまごきげんよう。

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