マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

マリーの部屋 ー お金のこと68 債券投資? 今でしょ!

みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら。


わたくしね、今のマーケット環境をみていると、なんだか黙っていられなくて。
だって、ここ十数年のうち、一番の債券の買い場がきているんですもの。


債券価格を動かしているファクターは主にふたつ。
①金利
②クレジットスプレッド(発行体の信用度)


ここでは、主に米国債について話そうと思うので、信用度はあまり関係ないと考えると、


米国債については「ドル金利」のみが、債券価格を動かす、と、ざっくり定義することができます。


さあ、アメリカの金利をみていきましょう!


アメリカの金利といってもいろんな種類がありますが、アメリカの10年金利はこちら!
(アメリカという国家が、お金を借りるときに支払う金利)


2013年1月から、2023年1月までの10年グラフです。


アメリカは、2020年春からはじまった、コロナ危機で、経済を浮揚させるために、利下げをし、量的緩和もしました。金融緩和時代で、株も上がりましたね!


その後、2022年にはいって、インフレ率が高くなったことを背景に、金融政策は一転引き締めに転じました。FRBは、どんどん利上げをしてきました。
最近では、「利上げの幅」が小さくなってきました。←いま、ここ。


グラフをみてください。
金融緩和がされた、2020年はとても金利は低くなっていますね。
その後、利上げがはじまり、米国債10年利回りは急激に上昇しています。


そしていま、利上げ幅が小さくなったことをうけて、市場は、将来的な緩和をまで織り込みはじめ、上昇はとまり、若干ピークからは下落しています。


でもね、ここ10年来で一番金利が高いんです!


今後は、米国金利はどちらかというと下落していくでしょう。
いまだったら、この金利=1年間に3.6%くらい、これをアメリカ国家が払ってくれるのです。
今10年米国債を買って、償還まで保有しているだけで、「確実に」3.6%毎年収益があがるのです。(保有期間の値動きはありますが、それは、償還まで持つなら無視。)


また、今後金利が下がる=債券価格は上がるので
値段によっては途中売却してもいいでしょう。


いずれにしても、
米国債はここ10年以上みても、絶好の買い場!
今、買うしかない、そう思います。


ちなみに私は、米国債の中でも、クーポン再投資の手間がかからない、「ストリップス債」が好き。
自動的に再投資してくれるしくみが内臓されている国債です。


米国債投資、今でしょ!
ご理解いただけたかしら。


米国債を償還まで握りしめて、その収益で、将来おいしいものを食べにいきましょう!

(渋谷の大好きなお店、Konelのこの日の2品目。ホタテとタルタルのミニバーガー!白ワインにもぴったり♪)


それではごきげんよう。


具体例はこちら。

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