マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

マリーの部屋 ー お金のこと59 お金の寿命を延ばす

みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら。


最近、布教活動にちょっとだけ目覚めて、運用セミナーの先生とかちょいちょいやっているわたくし。
「ほら、長期・積み立て・分散をやっていると、こんなに増えるでしょう」
とか過去のグラフを見せると、素直に納得される方も多いんだけど、


「もっと前からやればよかった」
「もう50代だから、いまから運用してもしょうがないよ」
と、なんだか拗ねて、落ち込んでしまわれる方も多いの。


でも、わたくし、声を大にして言いたいわ。
「資産運用をはじめるのに、「遅い」ということはない!」
50代でも60代でも70代でも80代でも90代から始めてもいいのよ。


みなさま「もう遅いよ」とおっしゃるのは、収入が先細り始めたり、もうすぐ引退だったりして、ごじぶんが「お金を稼いで運用する」という時代から「お金を取り崩して生活に宛てる」という時代にうつりつつあるのを感じるから。


このような「人生の季節」に運用をはじめる目的はただひとつ。
「お金の寿命を延ばす!」


ここにグラフがあります。



このグラフは「大和アセットマネジメント」のHPにある、だれでも無料で使えるシミュレーションです。


どんな計算をしたかというと、
60歳から2000万円を運用すると仮定して、
平均で年利5%で運用できたとして、
毎月、生活費として10万円取り崩す
という計算にしました。


そうしたところ、
銀行預金(運用利回りゼロ)の場合は、76歳で2000万円は使い終わります。
年利5%で運用した場合、95歳で2000万円は使い終わります。


すごくない?運用するかしないかで、お金の寿命が20年くらい長くなるのよ。
資産運用するかしないか、ってこういうこと。


もちろん人によって、取り崩しは65歳からだったり、もっとはやかったり、あとは毎月もっとたくさん使いたいかもしれない。
こういう計算を簡単にできるツールはたくさんあるので、ぜひ試してみて。


現役世代なら、このシミュレーションをすることにより、逆に取り崩しをはじめる時点でいくらひつようなのかわかるから、お金を増やす意欲も増すかもしれないわね。


・・・・私、免許とったら車かえるかしら・・・?
現役世代だもの、副業でもなんでもやって、今はとにかく稼ぐわ!


そして引退しても運用して、毎月お金をとりくずしておいしいものを食べたいわ。

(先日新橋駅よこの雑居ビルの飲み屋街でいただいた小籠包。もちもちしてとってもおいしかった!楽しい仕事仲間と他愛のないおしゃべりをしながらいただくごはんが、一番おいしいわね。)


みなさまもぜひ、「お金の寿命」をのばすことを考えてね。
ご自分の寿命ももちろん大切だけど、お金の寿命も大切よ。
それではごきげんよう。

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