マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

マリーの部屋 お金のこと㉟ 分散投資 やりかたの秘訣

みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら。


ほんと毎日暑いですわよね。暑いと、わたくし、タイ料理が食べたくなるんですが、どうしてかしら。暑い国のごはんは、暑い時に食べるとおいしいってこと??

(チェーンのお店だけど、ブルーパパイアタイランドのチキンカレー。ランチにいただきました!ココナッツ風味でおいしい~ビールがほしくなります♪)


先日、アメリカ在住の金融業界の方とお話したの。
そうして、なんで日本人の間に資産運用が広がらないか、というお話になって。
その方は、日本の「失われた30年」を、「失われた資産運用の30年」と言い換えていらっしゃったわ。
とくに、(資産運用の)成功体験が失われている30年・・・と。


アメリカでは、かなり多くの人が普通に株式投資、不動産投資をしていて、成功体験がそこここにごろごろしている。自然と子供たちも社会人になったと同時に資産運用をはじめる。
そして、アメリカは金融リテラシーが日本よりずっとすすんでいるので、お金がない働きはじめた人たちが手軽に少額からはじめられる、インデックスパッシブの運用手数料がほとんどかからないファンドやETFがたくさんある。


日本のように、運用手数料や販売手数料が高すぎるぼったくり投信はないんですよ、って。
「ぼくは、運用手数料が2%を超える投信は、全く信用しません」ですって。
同感だわ。


でね、その方はさらにおっしゃるの。
「まりーさん、ご存じですか。アメリカでは誰でも知ってることですけどね。
投資の基本は分散投資。
株式の保有比率は100ー年齢がふさわしい。
つまり、20歳のポートフォリオの8割は株、40歳のポートフォリオの6割は株で構成するんです」


わたくし、分散投資がいかに大切かということは、以前書きました。


比率については、こちらでは言及していませんでしたが、上記にあるように、まず
(100ー年齢)%を株式に入れるのがいいと思います。
そして、残りを、債券と実物資産(不動産、コモディティ(金銀原油等))。


ちなみに、
とあるロボアドの資産配分 20歳の方向け分散ポートフォリオの基本形はこんな感じになっています。
80パーセント 株(アメリカ株、日本株、ユーロ圏株、ちょっと新興国株のETF)
15パーセント 債券(先進国国債、アメリカ投資適格社債、ちょっと米HYのETF)
5パーセント 実物資産(金と米国不動産のETF)


年齢が上がっていくにつれて、リスクを減らし安定運用にもっていくのがセオリーになりまして、
株を減らしたぶんは、債券にいれるというのが、基本動作です。


だいぶ、わかりやすくなりましたわね。


みなさまも、賢く分散投資されてくださいね。
ごきげんよう。


(以下ご参考)
債券について知りたい方はこちら。
マリーの部屋 ー お金のこと⑯ 債券(株との違い) - マリーの部屋
マリーの部屋 ー お金のこと⑯ 続 債券(値動きのメカニズム) - マリーの部屋
マリーの部屋 ー お金のこと⑯ 続々 債券(何を買うべき?) - マリーの部屋


最近わたくしが購入した債券と債券ETFはこちら。
マリーの部屋 ー お金のこと㉞ わたしの債券運用 - マリーの部屋

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