マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

スナック まりー 受験勉強 小論文の秘訣伝授!

いらっしゃーい
こんばんは。


あなたは、たしか最初の一杯はビールだったかしら?シャンパン?なんでもあるわよ。

お嬢さん浪人中だったわね。
お勉強は順調かしら。
将来のことをいろいろ考えてるかしら。
人生の貴重なモラトリアムだものね。


頑張っているんだ!いいじゃない!
医学部合格をいまから祈っているわよ。


え?小論文で悩んでる?
医学部って小論文いるの?
へえ、必要な学校もあるんだ。
まあ、小論文って、答えがひとつじゃないからちょっと勉強しにくいわね。


私が小論文の秘訣をいくつか伝授するわ。
あたし、何を隠そう、大学受験時の小論文模試では、ほとんど全国一位。駿台、河合、代ゼミ、それらの小論文模試で軒並み1位よ。
勉強しなくてもできちゃうから、ずるいわよね。


私の母によると、私は小学校1年生のときから作文だけは得意だったみたい。だからいろんな大学が受験科目に「小論文」を入れてくるたびに、とっても嬉しかったって。


そんな私だから、自分の考える秘訣をお伝えしても、それだけでは十分じゃないこともあると思うわ。だからご参考程度に。


前提:作文のお作法は完璧に。句読点の使い方、段落開始時の一ます下げ、ですます調ORだである調の統一。これらできていないと、減点対象です。もったいない!


秘訣①:起承転結を意識して書く


秘訣②:(小さくてもいいので)自分の意見を持つ練習


前提については、いくらでも参考書や講座があるから割愛します。


秘訣①:起承転結を意識して書く
小論文は字数が限られているけど、そのなかできちんとストーリー展開していることが高得点の秘訣なんじゃないか、というのが私の実感。


 論文の導入。ここでは、問題文の要旨をまとめる、もしくは、自分がその後意見を述べたいと思うことに関する部分に言及するって感じ。そして、問題提起をするの。


 例:「問題文の筆者は●●の体験を通じ、若いうちはお金のことなど考えず、いろんな体験をすべきといっているが、そのとおりだろうか」


 ここでは,「起」で提起した問題について、自分の体験談とか考えたことを具体的に書くようにしました。このね、独自の体験とかって、他の受験生との差別化につながるの。だってあなただけの体験を書くのだもの。
だから、ここの部分が一番大切といってもいいかもしれないわね。


  例:「いろいろな体験といって思い浮かぶのは、高校2年の夏休みの、短期海外留学だ。そこでは・・・・・」


 ここでは漢字どおりにちょっと「転ぶ」。どういうことかというと、それまでの流れとは違う視点、もしくは逆のことを言って、それによって、本筋の意見をより際立たせるとか自分の独自の意見にもっていく部分。


 例:「このように、たった2週間といえどもこの短期海外留学では貴重な体験を、大げさにいえば自分の人生を変えた体験をしたように思う。一方でこの留学にかかったお金は総額100万円。親が出してくれたが、自分が出すことになっていたらどうだろうか。留学はあきらめていただろう。」


 もちろん結論よね。自分が何をいいたいかを明確に。
ここでやってはいけないのは、「Aという考え方もBという考え方もある」で終わること。これではあなたの意見は何も書かれていない。意見に合ってるとか間違っているなんてないわけだから、はっきりと書かなきゃ。
でもね、なんとなく問題文の筆者を100パーセント否定することはしないほうがいいような気がするわ・・・大学の先生が書いているかもしれないじゃない。一番いいのは、賛成しつつ、独自の考えを追加するってことかなあ。


 例:「貴重な体験にはお金がかかる。だから、若くて体力と時間があるうちに、貴重な体験をすると同時にお金のことも考えることが大切だと私は思う。お金のこととは、どのように稼いでいくのかということと、どのように増やすかということではないだろうか。
将来の自分が貴重な体験をできるよう、今のうちから将来の仕事、それから資産運用について学んでみようと思う」


そして、内容を考える順番は、
結→起→承&転


まずは結論、自分の意見やいいたいことを明確にするわけ。これに30%くらいの時間を使ってもいいかと。


その後、問題文のどこにかかわるかを確認し、そこをまとめたり引用して、論文のオープニングをつくる。
そして、まずは問題文の筆者の考え(そしてその応用の自分の意見)に沿った体験(他人の体験でもいい)を書く。これはオリジナル部分なので大切に。


同時に、それに反する内容をまとめる(転)。ちゃんと流れにのっていながら、反論するように、全く違う話にならないよう、承と転は一つの体験の裏表であるのがベターだわ。字制限もあるし、承と転でまったく違う体験を書こうとすると、字数や時間が足りなくなる可能性があるからね。


わたしは、残り字数を考えながら文章をつくり、最後の一行まで使い切るという才能があったのであんまり悩まなかったんだけど、文章量の配分を考えるのなら、


まず「起」をみじかめ、つまり字数制限全体の20%くらいかそれ以下で書いてみるの。
そして、残りを3等分して「承」「転」「結」を書くイメージかしら。


秘訣② 自分の意見をもつ練習
これはね、限られた試験時間で「結」を素早く決める訓練。
いい子ほど、お友達を傷つけたくなくて「Aという考え方もBという考え方もあるわよね」なんていいがち。
でも、それは「意見」ではない。
意見とは、Aという考えもあり、Bという考えがあるのもわかったうえで、「私はA(もしくはB)だと思う」ということ。


普段から意見がしっかりしているお子さんはいいわ。そうじゃない場合、訓練をしたほうがいいかも。
それこそ、レストランでメニューを素早く決めるとかそんなことからはじまり、テレビのニュースや新聞を読んで、ひとつひとつの記事について「賛成か反対か」をいうことを自分の中で決めてみることでもいい。そういうことをしているうちに、いろんなことに、自分の「考え」持てるようになるわ。


そもそもそうやって意見が分かれがちなことが、小論文試験では題材になるわけだし。
日頃から自分の意見をもってみて。


なんだか思ったより長くなっちゃったけど、こうやって文章を書くことって、私にとってはまったく苦にはならないのよね。
「小論文」みたい 笑


ぜひお嬢様にお伝えしてね。
勉強しにくいけど、わかっちゃえばとっても簡単なのが小論文。
(とあたしは思うんだけど)


さあ小論文の話はおしまい。
私たちは、それぞれいろんなことに自分の意見をもっている大人だもの。
お嬢さんの成長を見守りましょう。

それが大人へのステップの一つでもあるわ。


すでに大人のわたしたちは、おいしいお酒を飲んで今を楽しみましょう♪

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