スナック まりー 魔が差す
いらっしゃーい、こんばんは。
今日も寒いわねえ。
あたし、今日は一日中おうちにこもっていて。
お店に来るためにやっと起き上がったって感じ。
あら、ウイルスや風邪にやられているわけじゃないのよ。
こうやって元気におしゃべりできているじゃない 笑。元気っちゃあ、元気よ。
ただただ、やるきが起きなくって。電源をいれないままの真っ暗なテレビの前でスマホ片手にごろごろしていたのよ。一日中。
ねえ、そういう、エネルギーレベルがなんだかすごく低い日ってない?
私はたまにあるの。数週間から数か月に1回って感じかしら。
はたからみていたら「今日はゆっくりしたら~。無理せずね。」って声をかける感じなんだろうけど、そういうエネルギーレベルの低い日って、やらなきゃいけないことばかりが頭に思い浮かんで、それができない自分に対し自己嫌悪。
それに先のことをいろいろ考えても、どうしても考えがネガティブになっていってしまうの。体も心も弱っている感じ。こういうときって免疫力も落ちているのかもしれないわね。気をつけなきゃ。
小さいころ母から「小人閑居して不善をなす」という言葉を教えてもらったわ。
器の小さいものは暇にしていると、ろくなことをしない、ということみたい。こういうエネルギーレベルの低い日って、この言葉がよく思い出されるの。あ~私は普段は外交的で明るく生きているけど、自分が「持たざる者」であり「小人」であることを忘れちゃいけないなあって。
その時間があんまり長いと、きっと自己肯定感がどんどん低くなるんでしょうね。
ふとおもうのよ。
こういうのって「魔が差す」にちょっと近いのかなあ、って。この自然界で生きている生物としての人間は、自然自体にゆらぎや災害がおこるみたいに、エネルギーがゆらいでいるんだろうと思うのよ。そしてエネルギーレベルがおちこんだりすることが、あるていど自然にあって、そういうときの心の隙に入り込むのが「魔」なんじゃないかなあって。本人であるのはたしかなんだけど、あんまりよくない意味で本人らしくない状態になってしまう、というか。
こわいわね。
たぶんね、エネルギーレベルが低いことが続いて、考えがネガティブになっていって、自己肯定感が低くなると、「魔」がどんどん幅をきかせるんじゃないかしら。そして言動もおかしくなって・・・実際体の調子も悪くなりそうに思う。ほら、病は気から、っていうでしょ。
そこから抜け出すには、エネルギーレベルを高めるしかないわねえ。私は人とお話して人からエネルギーをもらったり、ひたすら寝て自然回復をまったり、あとは落ちはじめの初期のころなら、エネルギーをふりしぼって筋トレとか運動をして、エネルギーに火をつけるっていうのもあるわ。
「依存症」、ってあるじゃない。それはもしかしたら、この悪いサイクルから抜け出すためにあるひとつの方法に固執しちゃうってことなんじゃないかしら。お買い物をしたら気分が上がって元気になるのを知ってしまい、逆にお買い物をし続けないと元気が維持できなくなっちゃう、という感じで。
ひとごとじゃないわ。なんか気持ちがわかるような気がするもの。
あたしにとって、この「スナック まりー」で気の置けないおきゃくさんたちとお話したり、お話きいたり、聞いてもらったりすることが一つのエネルギー回復方法になっていることは確かよ。
私にとっての大きなよりどころなのね。
終電までまだ時間があるわ。
今日は私がおごるからまだお話しててよ 笑。
こころのわだかまりは、人に話して人とシェアすると、薄まるのよ。知ってた?
そんなときは、きっと来てね。