マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

マリーの部屋 ー お金のこと65 株と株投信だけ???

みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら。


わたくしね、Twitterをやっているでしょう。
マーケットのことについてつぶやくことが多くて、自然とその手のアカウント、「株クラ」からのフォローが多くなったり、表示が増えたりします。


Twitterをはじめたのは今年の4月。2022年4月からです。
金融業界に25年以上いて、金融の話題にはたいていふれてきたわたくしですが、本当にびっくりしました。


だって、
資産運用=株運用(現物株もしくは、株式インデックス、もしくは株式アクティブ)
だと思っている方々ばかりだったから。


わたくしが25年みてきた、プロ機関投資家の運用においては、(イメージですが)
債券運用が、8割。


ちょっと調べてみましょう。
12月26日の日本株取引高(東証データ)
プライム 1.7兆円
スタンダード 760億円
グロース 1450億円      合計 一日1.9兆円 → 一か月 42兆円くらい


平成3年の利付国債の月間取引高(財務省データ)
1か月あたり、88.7兆円


どちらの取引が大きいかは一目瞭然ね。
1か月の日本株取引より、1か月の日本国債の取引のほうがずっと大きいの。倍くらい。
さらに、日本国債は、プロの世界で取引されており、個人のプレーヤーはほぼいない。


どういうことかというと、
債券市場のほうが、株式市場よりも、マクロの機関投資家の動きを反映し、
債券市場を見るようになると、市場全体を俯瞰できるようになる。
ということです。


債券市場は、いいかえれば金利市場なので、各国の景気、中央銀行の動き、為替をぜんぶ反映します。
個別の企業の動きを追う株式市場とはまったく違います。


わたくしがおすすめするのは、


債券市場を理解して、各国のマクロ経済や、金融政策の状況を理解した上で、
各国の国債に投資した上で
各国の株式インデックスや、個別株式で運用する


ということです。

(三井住友銀行本店のクリスマスツリー!)


ちなみに私は今、これからグローバルで金融引き締めがはじまり、マクロ経済のリセッションがはじまる瀬戸際にいると分析するので、


先進国の国債爆買い(国と年限は分散)
株式はインデックスを、少額積み立て


ということになります。
社債、個別株については、よっぽどよく知っている企業以外は買いません。
だって、わかんないですもの。


みなさま、
資産運用をするのなら、債券は避けて通れません。
どちらかというと、市場、プロ投資は、債券中心に動いています。


マスコミも、証券アナリストも、あんまり債券については言わないのよねえ。
たぶん、株より、債券のほうが難しいから。
種類が圧倒的に多いし、デュレーションという概念がはいってくるからね・・・。。


どこかで、債券教室みたいなブログを別建てではじめようかな。


それではみなさまごきげんよう。

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