みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら。

わたくし今日は個人投資家の皆さま向けにセミナーをいたしましたの。
お話をきいてくださること自体、本当にありがたいことだわ。
「1時間無駄になった！」とだけは思われないように努めております。

最近、投資をしている個人の方、投資をしようとしている方からよくあるご質問が、

「ドル円為替は今後どうなるか？」

というもの。中にはご自身の予想まで語られるかたもいらっしゃるわ。
「来年春に、日銀総裁が黒田さんからつぎの人に変わったタイミングでドル円は120円くらいにまで円高になるのではないか？」とかね。

この場でも何度もご説明しているように、
「為替の相場はよめない」

為替の方向性を読めたら、莫大な資本力で為替市場であばれているメガ銀行が全勝しているはずよ。

為替の方向性は、サイコロの目と同じで、読むことはできないの。

では、ドル資産で運用することの意味はなんでしょうか？

それは「お金を出稼ぎさせる」という意味になります。

みなさま（の多く）は、日本の企業で働いて、日本円でお給料をもらって、日本に住んで、日本で消費をしていますよね。
「日本のリスクは十分！」
なんじゃないでしょうか。

すぐ消費したり必要なお金は円でおいておくとして、
長期分散で資産運用をするのは、何も日本でなくていいんじゃないかしら。
いいえ、むしろ、日本外のほうがいいのではないかと思います。

今後日本が戦争に巻き込まれたりとか、ふたたび東日本大震災並みの災害に巻き込まれたりとか、あんまり想像したくないけど、いろんなことが起こる可能性があります。
それからこのまま、じりじりと景気が悪いままで世界の中で後進国に近いところまでいって、さらに円安になるとか。

そのとき、
日本で生活して、日本でビジネスして、日本円でお給料をもらって・・・そのうえ資産運用も全部日本円で日本の企業に投資だったら、
日本に何かあった場合、共倒れでしょう。

それを回避するためにも、
「お金には出稼ぎをさせる」
というのが大切なのではないか、とわたくしは思うのです。

非国民かしら？
いいえ。日本人がみんな、賢く海外でも資産運用できていれば、なにかあってもそのお金が日本が立ち上がる原資となるはず。
私たちの資産は、国富そのものでもあるのよ。

なんかあった場合、わたしたち自身が貧乏にならないために、わたしたちみんなの資産総額がすこしでも保全できるよう
「お金は出稼ぎさせましょう」

お金があれば贅沢できるのよ！おいしくて高いレストランも潰れずに済むわ！

（先日行った、六本木の国際文化会館でのランチの一コマ。秋の味覚のテリーヌと牛フィレ肉のステーキがとてもおいしかった！）

それではみなさま、ごきげんよう