マリーの部屋 ー お金のこと56 今は米国債に投資
みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら。
連日市場が動いておりますわね。
とにかく、注目点はただひとつ、
「FRB(アメリカの中央銀行)が、いつまで利上げを繰り返すか」ということです。
以前解説しましたわね。
そう、最近の相場は同じことがくりかえされているだけ。
今回も
「そろそろ、景気に影響でそうだし、利上げペースがゆるむんじゃないの?」
といったところに、予想を上回る0.75%の利上げがあって、市場がショックを受けた後、
FOMC議事録がでて
「景気に注意」
と出ていたから、
「おお、とうとう利上げも鈍化か」
と市場が思って、長期金利がちょっと下がって株価も下がったところで、はっきりいって悪くない雇用統計。
平たく言うと、景気は、悪化していないのがわかってしまいました。
つまり、FRBに利上げをストップする理由はないわね。
インフレファイターとしてFRBがどこまで頑張れるかというのがマーケットの中心である状況下、この雇用統計は
「まだ利上げしていいよ」
といっているに過ぎない。
もちろん0.5%とか0.75%とか水準の問題はあるわよ。
でも、FRBは利上げのアクセルを踏むのをやめないでしょう。
ということは、簡単ですわね。
株式市場は基本的に下落し続けます。
金利は高止まりかしら。
ですから、私が今おすすめする投資先は「債券」。
その中でも、とくに信用リスクが無い、「アメリカ国債」をおすすめします。
じつは、私も連日、米国債を買い増しているの。
私が今日注文をだしたのは、
米国国債ストリップス(ゼロクーポン)
2040年5月15日償還
値段:48.65
つまり、2040年5月に、100ドルお渡しします(ということをアメリカ政府が保証)している債券を、今48.65ドルで買えるということです。
17年後に、ドル建てで2倍強になることが確定しています。
債券、英語でFixed Incomeってそういうこと。
買った瞬間に利確というか、利回りが確定するの。
株にくらべて安定資産といわれるのはこんなところよね。
でもね、仕組み債だけは買わないで。
本当にぼったくられています。
以前、仕組債を外資系証券で作っていたので、保証してもいいです。
アメリカ国債は、買うときにちょっと証券会社に「取引の利ザヤ」みたいなものを払いますが、あとは、運用手数料もなにもかからない。
アメリカ政府が100ドル償還してくれるのを待つだけです。
(仕組み債も、運用手数料がかからないといわれますが「名前のついていない利ザヤ」を毎日とられています。名前がついていないだけ。とにかく買わないでください。)
つまらないかしら?保有期間にやることはないの。償還日を待つだけ。
歴史的にみて、結構いい水準の金利になっているので、私は今ここでアメリカ国債を買っておくのはわるくないと思いますの。
償還日を待ちながら、旅に出たり、おいしいものでもいただきましょう!
先日の伊勢旅行で行った、白鷹。ここで、お参り後にまず一杯日本酒をいただくの。
昼だから、0.5合にしておいたわ。
それではみなさまごきげんよう。