マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

マリーの部屋 ー お金のこと㊼ 為替激動戦記 その3 ブレグジットでお得!

みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら。


今日は為替激動戦記その3
やっと最近の話になってまいりました。

2007年以降の金融危機、その後の欧州危機で円高が進行しました。
このとき、米欧の危機を横目に、ハワイでお買いものを楽しんだ方も多かったのではないでしょうか?
私もそう!危機でクビになったくせに、遊び回っていました。


④2013年 円安反転! バーナンキショック  20円の円安!
あれは2013年の5月。バーナンキFRB議長が「金融緩和」の終了を示唆したことにより「バーナンキショック」がおきました。
金利は急上昇。


アメリカの金融緩和示唆→円安
この流れはいま起こっていることと同じ原因と結果になります。


大手運用機関で「債券商品スペシャリスト」として働いていたため、なんだか忙しかった覚えがあります。
金利が上がる=お客様が持っている債券ファンドの値段が下がる ということでしたので。


ただ、信用危機とか、企業の倒産が起こるというお話ではなかったですし、さらに円安によって円建てでみると、外国債券の値段は金利上昇のマイナスを円安のプラスが補うことになって、お客様は総じて冷静でした。


⑤円高! ブレグジット国民投票の結果・・EU離脱!  20円の円高!
覚えていらっしゃるかしら、2016年の6月にイギリスがEU離脱を国民に問う、国民投票が行われました。これは最後まで、賛成、になるか、反対になるか、予想がわかれていて、世界中が大注目だったのよ。


結果は、EU離脱賛成。
市場の不透明感が一気に高まって、ポンドはものすごく売られました。


1ポンド=180円から、140円くらいまで、円高になりました。
危機時の円買い、で、ドル円も20円くらい動きました。そのあとすぐ、反動が来たけどね。


じつは2016年9月から、第一王子がイギリス留学にいく予定になっていたの。
イギリスの外人OKなボーディングスクールに行ったのですが、その学費が、当時、1年で400ポンドくらい。寮での生活費も込みで。


1ポンド180円だと、1年の学費は720万円
1ポンド140円だと、1年の学費は560万円


なんと、数日にして、留学費用は約160万円も安くなりました。
本当にありがたくて、心に残る2016年の円高です。


あら、3回シリーズで終わるはずが、4回になりそうですわ。
おつきあいいただきありがとうございます。


先日久しぶりに、お客様と一緒にランチにいきましたの。
場所は丸ビルの上層階「リストランテ ヒロ チェントロ」
このシェフのお料理は私けっこうすきで、リストランテヒロ系列の、表参道のテストキッチンHも、しばしば行くわ。

こちらは、魚介のペスカトーレ。
つぶつぶが、プレーゴラってパスタなんですって。濃厚な味わいでしたわ!


そして、マリーの為替激動戦記は最終章へ!


激動戦記 その1はこちら。

激動戦記 その2はこちら。

激動戦記 その4はこちら。

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