マリーの部屋 ー お金のこと㊴ 大切なのは購買力の維持
みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら。
わたくし、先日高校時代のお友達とゴルフをして、その帰りにもんじゃ焼きやさんで宴会しましたの。とても楽しい一日でしたわ。
(超豪華特盛海鮮もんじゃ!)
みんなで他愛もない話や、いろんなクラスメイトの近況について話していたの。そうしたらそんなクラスメイトのひとりが
「ライ〇ップ」の株を300万円購入して、その後すごい含み益になったあと、株価が暴落して大損して怒っていた、
というエピソードがでてきたわ。
そのほか、いろんな株の話になって。
でも、同席していただれも株式投資していないのよ。
しょうがないわね・・・
私はお話しはじめたの。
「有り金を全部、1銘柄に投資するって、それは投資というよりギャンブル、投機よ」
「いくらいまいい会社だと思っても、事件や事故はある。それから不正会計だって、素人にはわからない。一つ一つの会社すべてに、そういう突発的なイベントは起こり得るのよ。」
「本当に投資をしたいのなら、思いっきり分散して投資をするのがおすすめ。できれば積み立てもして、時間分散して」
頭のいいみなさまたち、すぐに理解してくれたわ。
それから、なぜ資産運用が気になっちゃうのかという話になって。
「いろいろ値上がりしてるからなあ」
というのが共通する意見でした。
そう、みなさまもお感じのとおり、たいていの人は、ギャンブルで大儲けという夢を追って生きているわけではないの。
ただ、今の幸せ、今の平和、今の人並の生活、それを失いたくない。
それなのに、モノの値段はだんだん上がっているのに、税金の控除枠もなんだか減っていって、お給料はあまり上がらない。
そう、私たちは、
購買力を維持したいのです。
買えるものが減ったり、安物ばかり食べなきゃいけないくなったり、旅行ひとついけない・・・そんなふうになりたくないんです。
購買力を維持するにはどうすればいいのか。
今の我が国を考えると、輸入するもの、海外ものを中心にお値段があがってますわよね。原油とか。小麦とか。
海外の賃金上昇や物価上昇と同じくらいにお金が増えれば、同じものを買い続けられるということになります。
IMF(国際通貨基金)が発表したインフレ率の平均は、先進国で6.6%、新興国で9.5%です。
私たちが一般につかっている預金金利はゼロ。つまり銀行預金をもっているだけでは、購買力は維持できないの。
一方で、1990年台までの日本の預金金利は5-6%あったから、そのころは預金を持っているだけでよかったんだわ・・・・
世界のインフレ平均くらいの資産運用の成果を得るには、それこそお金を世界中のいろんなものにまんべんなく配分することしかありません。
そのやり方についてはこちらで解説してみました。
マリーの部屋 お金のこと㉟ 分散投資 やりかたの秘訣 - マリーの部屋
あ、でも株に投資する場合でも、債券でも、実物資産でも、一点買いみたいな、集中投資はだめよ。
インデックスパッシブ運用のような手数料の安い投信か、ETFにして。
マリーの部屋 ー お金のこと㊱ インデックス・パッシブ運用♡ラブ - マリーの部屋
そう、購買力維持、つまり生活防衛のために、私たちには資産運用が必要なんです。
大儲けのためではないわ。
預金金利が5%あった時代がうらやましい・・・
それではみなさま、ごきげんよう。