マリーの部屋

人々の幸せを願うマリーが、投資、資産運用、キャリア、受験、子育て、金融について語ります。金融機関勤務25年超。東京大学経済学部卒。

マリーの部屋 ー お金のこと㊱ インデックス・パッシブ運用♡ラブ

みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら?


最近、株とか為替とか、ボラティリテイが高いわよね。
そういう相場では、
分散が力を発揮!


個人投資家業界でも
「(個別銘柄投資ではなく)インデックス一択でしょ」
みたいな発言が多くみられます。


みなさま「インデックス」とはなんだかご存じ?
インデックス=(市場の)指標


このインデックスには無数の種類があります。
有名なものでは、日経225、S&P500などという日米の株価平均がありますよね。
そのほかにもナスダック100とか、ユーロストックスなど、日米以外の株価指数もあります。
ほかにも、日本の株のうち、とくに設備投資や人材投資に積極的に取り組んでいる企業をあつめた、設備・人材投資指数というインデックスもあります。


また、株以外に債券のインデックスもあります。
たとえば、先進国債券インデックス、米国投資適格社債(1-10年)、iBoxx米ドル建てリキッド・ハイイールドとかもあります。


ね、一口にインデックス投資といっても
何のインデックスに投資しているか
によって、まったく意味合いも、そう、リスクリターンも変わってきます。


インデックス投資といったとき、自分が何のインデックスに投資をしたいのか、ちゃんと選んでくださいね。


またさらに詳しく言うと、
インデックスをベンチマークとした運用には、パッシブ運用とアクティブ運用があります。
インデックス投信というと、通常はパッシブ運用のことをいいますが、注意してくださいね。
アクティブ運用=ベンチマークとしているインデックスを上回る運用をめざす
パッシブ運用=ベンチマークとしているインデックスと同様の運用をする


アクティブ運用は、インデックスを上回ることを目指しているわけだから、腕利きのファンドマネージャーを採用したり、AI、ビッグデータとか使って分析研究して投資したりいろいろ手間がかかります。
そのぶん、アクティブ運用の運用手数料は高くなります。
また、運用金額に上限があることがあります。



(それに本当にいいものは、残念ながら、個人には紹介されません。プロ機関投資家だけがアクセスできる世界です。)


一方でパッシブ運用は、インデックスと同じようなものを投信にいれておけばいいわけですから、比較的手間がかかりません。
そのため、運用手数料は低くなります。
ただ、それも運用会社によって千差万別ですので、注意する必要があります。


以上総合すると、
まずどのインデックスに投資したいか考えて(たとえばTOPIX)
アクティブ運用かパッシブ運用かを決め(たとえばパッシブ運用)
パッシブ運用の中で、各種手数料が一番安いものを買う(証券コード1475 ETF 経費率0.045%)
という具合に投資対象商品を選ぶのがいいと思います。


アクティブ運用は千差万別ですし、運用手数料も通常1%以上かかりますので、慎重に選ぶ必要があります。100万円投資したら、毎年1万円以上とられるということですから・・・。


わたくしたちの、大切な資産を形成する金融商品、決していいかげんな選び方はしないでくださいね。
あなたの将来を左右します。


ごきげんよう。


(先日、お友達にいただいた、アフリカローズ。アフリカから空輸されてくる、ものすごく生命力の強いバラなのよ。)

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