マリーの部屋 ー お金のこと㉖ 単純な計算
みなさまごきげんよう
お元気でおすごしかしら。
わたくし、先日お誕生日だと申し上げましたわよね。
以前カバーしていたお客様がランチをごちそうしてくださいましたの。
紀尾井町の「レストラン ラ メゾン キオイ」
上品なご婦人たちであふれていたわ。アフタヌーンティーも有名みたい。
わたくしは酒飲みなので、甘いものはぜんぜんいただかないの。
ランチでは、シャンパンとワインを一杯ずついただきましたわ♡
(メインの牛肉!左はベビーコーン、右上はポレンタ。上品でうまみがぎゅっと詰まった特別な一品でした)
わたくしお金の話をしているときいつも気になってたまらないことがあるの。
それはね、
いろんなジャンルの違うことがごっちゃになっている、ということ。
たとえば、NISAやったほうがいい?それとも米国株?
みたいに。
NISAは税金の優遇枠の話だし、米国株は投資先の話。
まったく次元が違うことが同列に語られたりして、私は混乱します。
簡単な式にしてみましょう。
毎年の残るお金
=稼いだ金額− 消費+運用損益ー税金
老後資産=Σ(毎年の残るお金)
=Σ(毎年稼いだ金額)−Σ(毎年の消費)+Σ(毎年の運用損益)ーΣ(毎年支払う税金)
※Σっていうのは、全部足す、っていみ。Σ(毎年の残るお金)とは、毎年残るお金を全部足す、っていみ。
こういう単純な計算になります。
つまり老後資産を増やすためには、
老後資産=Σ(毎年の残るお金)なわけですから、それを最大化し、なるべく長く続けるということですね!
そして毎年の残るお金=①稼いだ金額ー②毎年の消費+③運用損益-④税金
①稼いだ金額を増やせば、毎年のこるお金は増える
これは簡単なことじゃないけど、副業をするとか、転職をするとかもし考えているのなら、一度じっくり検討してみるのもいいでしょう。贈与もここにはいりますね。
②毎年の消費を減らせば、毎年のこるお金は増える
これは当然ですわね。消費を減らすためにポイントを活用しましょうとか、無駄な保険は解約しましょうとか、食材を工夫して食費を節約しましょうとか、電気をこまめに消しましょうとか。
この「節約=使うお金を減らす」ということについては、その道の専門家がたくさんいらっしゃるので、そういう方のブログとかご覧になってください。
わたくしは、この項目については、まったくの素人です。
③運用益を増やせば、毎年のこるお金は増える
こちらが私の専門分野。お金のことシリーズでいろんな側面から述べているのでくわしくはそちらもご参考になさってください。ここで数行ではとても書けませんわ。
でもひとつだけ大切なこと。
長期グローバル分散投資をすれば、運用利回りは世界の経済成長の平均値(年率5~7%)になるので、長期でグローバル分散投資をするのなら、ここは「運用損」ではなく、「運用益」になるのはほぼ確実だと私は思います。もちろん長期でなければならないので、途中で売却しないでくださいね。
ちなみに、円普通預金しか持っていなかったらこの項目はゼロです。
④税金を減らせれば、毎年のこるお金は増える
これも、わたくしは重要性を実感しているだけで、あまり詳しくないの。NISAを利用するとか、住宅ローン減税を利用する、年金、保険、医療費控除を利用する、その他アパート経営で節税するとか。大きくは「減税枠を利用」「控除を利用」「節税」の3カテゴリーにわかれると思います。
ね、お金のお話をするときには、①~④はまったく別のカテゴリーなので、混乱することなくそれぞれを考えることが大切です。
また、①~④は「独立」なので、同時にすべてを追求できます。
「②節約をしないかわりに、③資産運用をしてお金を増やす」
とかナンセンス。
節約も資産運用も両方おやりになればいいのよ。どっちかやれば、どっちかやれない、なんてことないので。
お金のこと、と言っても、本当に種類がたくさん。
それをごっちゃにすると、一生いみわからないですし、何の答えもでません。
皆さまも、
①収入の話をしているのか
②節約の話をしているのか
③資産運用の話をしているのか (ちなみに米株とオルカンのどちらがいいか?はここ)
④税金の話をしているのか (ちなみにNISAはここの話)
よく考えてくださいませ。
それではみなさまごきげんよう。