みなさまごきげんよう。
お元気でお過ごしかしら。

6月7日と8日に、帝国ホテルで、「ETFカンファレンス」という催しがあったの。
参加者は、プロ機関投資家と、ETFビジネスにかかわる方たち。
個人投資家にはご案内していないのかしら・・・
ぱっとみた感じではいらっしゃいませんでした。

それにしても、プロ機関投資家を中心に800名くらいの方がいらっしゃって・・・
2日間にわたって、最新の情報を集め、議論しているの。

思い出しましたわ・・・
わたくしが昔ETF関連の部署で働いていたときのこと・・

「日本銀行から、個人まで、すべての投資家が利用しているのがETF！」
と営業していました。

今までも申し上げてきたように、個人投資家しか買わない金融商品もたくさんあるんです。
レバナス
仕組債
が、その代表格ですね。

そんな商品をすすめてしまう営業について、書いてみました・・・

一方、日銀が買うようなＥＴＦは、決して、絶対、全くレバレッジがかかっていません。（ETFによってはレバがかかったもの、インバースものがありますが、日銀は買いません）
そして、それは、あまねく個人も買うことができます。

そして経費率（運用報酬、信託報酬、販売手数料などすべて足したもの）がＥＴＦは投資信託よりずっと低い、しかも証券取引所に上場していていつでも取引できるので（朝10時に買って、午後2時に売る、とかできます）、プロ機関投資家も、ばりばり使っています。

私がＥＴＦの部署にいたときは、プロ機関投資家が300億円単位で毎日のように取引していらっしゃいましたわ。

そう、お気づきだと思いますが、
プロ機関投資家が使っていて、個人もつかえる
プロの目、日銀の目にかなった運用商品が
ＥＴＦなんです。
（あ、何度もいいますが、レバとかインバースは、機関投資家も日銀も買いません）

でもこのセミナーで専門家の方たち、ETFを作っている方たちがおっしゃっていたわ。
「ETFの一番の問題は・・・証券会社が儲かる商品ではないので、証券会社が個人投資家におすすめしないんです」

ほんとこの問題は根深い。投資家のために、手数料その他を最低限に抑えた結果、売る人がもうからないんですよ。だから、売らない。
投信とか仕組み債券売ったほうが、何倍ももうかりますからね。

でもね、ETFって証券取引所に上場しているからすべての証券会社、地銀子会社の証券とか、地場証券でも買えます。
もし、あなたに担当営業がついているのなら、ETFについて質問してみて。話をそらされたり、扱ってないと言われたら、営業を変えたほうがいいです。そういう営業は投資家のことを1ミリも考えていない。
そういうリトマス紙にもなります。

ただ、問題なのは・・・
ＥＴＦって、そう、グローバルでは、何千、何万という種類があるのご存じ？
何がいいかわからないわ。

そういう方にはまず、ＥＴＦを使ったロボアドがおすすめです。
私は、断然ＴＨＥＯ派。
入っているＥＴＦの種類が多い上に（ＴＨＥＯ30種類以上ＶＳウェルスナビ7種類）、ポートフォリオの種類が230？通りあるし（ＴＨＥＯ230種　ＶＳウェルスナビ5種）、毎月リバランスしてくれるし（ウェルスナビは年1回）。
しかも初期費用10万円から運用できます（これは両社いっしょ）。
金融機関25年以上勤務の私が、いろんなロボアドを比較したうえでの結論です。

みなさま、宣伝されないし、営業されないけど、利用価値があるのがETFですわ。
（手数料が低すぎて、宣伝できない、というのがほんとのところですが・・・笑）

今回のセミナーでも、財務省、東京証券取引所、そして、世界の名だたる大手運用会社（ブラックロック、ステートストリート、野村アセット、日興アセットその他たくさん）や、プロ機関投資家が参加していて、ETFの価値を実感いたしました。
扱い業者が儲からない、というのだけが、問題ですわ。

みなさまもぜひ、ＥＴＦを利用してくださいね。

ごきげんよう。